京都医塾主催の医学部入試合同説明会
2025年9月14日、京都経済センターにて医学部専門予備校である京都医塾が主催の『医学部入試合同説明会』が開催され、全国から14の医学大学が参加し、受験生やその保護者を合わせて882人が集まりました。このイベントは、対面とオンラインのハイブリッド形式での実施となり、参加者は一堂に会して貴重な情報を収集しました。
参加大学の紹介と内容
参加したのは京都府立医科大学をはじめとする日本全国の医学部で、それぞれの大学が自身の特色やカリキュラム、入試制度についてプレゼンテーションを行いました。参加者たちは、推薦入試の枠組みや地域特別枠の詳細についても熱心にメモを取りながら聞き入っている様子が印象的でした。
特に、各大学の入試担当者が登壇し、受験生からの質問に答えるパネルディスカッションがあり、受験生や保護者がリアルな声を大学側に直接伝える良い機会となりました。さらに、全体講演後には個別相談のコーナーが設けられ、受験生が疑問点を尋ねる場面も見受けられました。
自習スペースと資料配布
また、講演がない時間には、会場内に設置された塾生専用の自習室を利用することができました。この自習室の設置は、受験生が待ち時間を有効に利用できるように設けられたもので、現場では真摯に学習に取り組む姿が見られました。さらに大学の資料コーナーでは、参加大学のパンフレットや入学要項を自由に持ち帰れる機会があり、参加者の興味を引いていました。
特別対談コーナー
イベントのフィナーレを飾ったのは、京都医塾の塾長・清家二郎氏と、現役医大生のとんよー(池田琢洋)氏との特別対談。この対談では、受験生に向けてこれからの挑戦や困難を乗り越えるためのアドバイスが送られました。とんよー氏は、自身の経験から得た知見を持ち寄り、受験生に対する激励の言葉を加えました。
「受験生の皆さん、今は決して無駄な時間ではない。大学に入ってからのさまざまな経験が、将来的に皆さんを助けることになるので、全力で努力することが大切です」と彼は述べ、参加者たちの士気を高める場となりました。
書籍の出版と今後の活動
更に、対談終了後には彼の経験をもとにした書籍『(仮)どん底だった僕が医学部で首席をとるまで』の出版が2026年1月に予定されていることも発表され、参加者の関心を引いていました。この書籍が受験生やその保護者にとって、励ましの一助となることが期待されています。
まとめ
本イベントは、受験生や保護者にとって有意義な情報を提供し、参加者同士のネットワーキングを促進する機会となりました。京都医塾の理念である「教育は、一人のために生まれる」という精神が息づく、すばらしい学びの場となったことは間違いありません。今後もこのような場を通じて、より多くの生徒たちが医学部進学を実現できることを願っています。