保育の質向上を目指した新たな研修サービスの誕生
保育の現場での質の向上は、子どもたちの成長にとって非常に重要です。しかし、保育士たちが抱える問題は多岐にわたり、時には「どう改善すればよいのか分からない」と感じることもあります。そんな中、株式会社Adjust Positionが立ち上がりました。2021年に設立されたこの会社は、保育園や園長、保育士の「何とかしたいが手がかりがない」という悩みを解決するために、受講者参加型の研修プログラムを提供します。
設立の背景
「保育士による虐待」という言葉は、究極的にはあってはならない現象です。しかし、どうしてこのような事態が起こるのでしょうか。保育園には、働く環境や人間関係など、さまざまな背景が存在しています。多忙な日常の中で、保育士が子どもたちと接する際にイライラすることは珍しくありませんが、最も根本的な原因は、正しい保育の本質を理解できていないことにあります。これは、現場でのコミュニケーション不足や、理論的な知識が不足していることに起因しています。
保育現場には長い間、組織的なマネジメントが欠けていました。しかし、近年では厚生労働省がその必要性を認識し、研修を開催しています。とはいえ、多くの場合、研修は一般論に終始し、実際の保育現場には活かしにくいことがあります。このような現状から、保育施設の組織的な発展が妨げられているのです。
疲弊する保育士たち
保育士不足が続く中、子どもたちに質の高い保育を提供しようと努力している園長や保育士たちは少なくありません。しかし、適切な方法が分からないまま試行錯誤しているうちに、ストレスや考え方の違いから人間関係がこじれ、保育現場を去ってしまうこともあるのが現実です。
「今のままではいけないと感じているけれど、どう改善すればいいかが分からない」という声が多く存在します。「Adjust Position」は、そんな保育現場の課題を解決へと導く会社です。
Adjust Position研修の特長
Adjust Positionが提供する研修プログラムは、受講者が主役となる参加型です。原則として少人数制を採用しており、参加者一人ひとりが自身の園の現状を想像しやすい環境を作っています。具体的には、実際の園で見られる問題をテーマにしたケーススタディを使用し、自園での実践をイメージできるように研修が進められます。
研修を受講した後は園に戻り、その学びを実践することが求められます。このようにして、研修だけでなく実践的な改善が求められ、保育士が適切な考え方や進め方を理解することで、質の高い保育の提供に繋げています。
内容としては、「園長・主任マネジメント研修」や「キャリアパス研修」、「保育の基礎」、「保育園のPDCA」といった多彩なテーマが用意されており、各園の個別課題にも対応可能です。
代表・池谷那賀子の想い
池谷那賀子氏は、神奈川県横浜市在住の1児の母としても、その立場から保育園のあり方を強く実感してきました。彼女は、民間企業での学童保育事業の立ち上げや運営を経て、保育の質向上に努める人たちを支援するために独立しました。「子供により良い成長を提供したい」という強い想いが、今日の事業に結実したのです。
会社概要
保育現場で働く全ての人々が、知らず知らずのうちに抱える悩みや問題を解決するため、Adjust Positionは今後も努めていきます。子どもたちが安心して成長できる環境を提供するために、一緒に変化を起こしていきましょう。