自主制作手話映画『ヒゲの校長』の魅力
自主制作手話映画『ヒゲの校長』が進行中のクラウドファンディングで注目を集めています。この映画は、大正末期から昭和初期にかけての聴覚障害者の教育について描いており、当時流行した口話法の問題点に光を当てています。手話を守った髙橋潔校長の生涯を通じて、ろう者の文化と手話の重要性を伝えたいという願いが込められています。
映画の背景と目的
『ヒゲの校長』は、口話法が支配する時代に手話の重要性を提唱した髙橋潔校長の物語です。この映画は、誰もが手話を知るきっかけとなることを願い、理解の橋を架ける役割を果たすことを目指しています。映画を通じて、表情や手の動きを使ったコミュニケーションの大切さを知ることができ、「伝える」本来の意味を再認識する機会となるでしょう。
主演陣と豪華キャスト
主演の髙橋潔役には、耳が聞こえる手話を母語とする尾中友哉さんが起用されています。彼はろう者の両親を持ち、手話に深い理解を持っています。髙橋の妻役は、関西を中心に活躍する女優の日永貴子さん。そのほか、注目のゲストとして栗塚旭さんや、NHK手話ニュースキャスターの那須英彰さんも登場します。
特に、吉本興業からの参加である河本準一さんは、手話を交えたアドリブで観客を笑わせる場面もあるとのことで、コメディ要素も期待されています。
クラウドファンディングの詳細
自主制作映画であるため、前回作品の制作で苦労した経験をふまえ、今回のクラウドファンディングが始まりました。資金は、交通費、食費、衣装のほかに、映画の編集や音声、音楽のクオリティを向上させ、全国各地での上映を行うために使われます。支援金は1,000円から300,000円までさまざまなコースがあり、支援者には特典としてポストカードや先行上映のチケットなどがプレゼントされます。
最後に
映画『ヒゲの校長』では、聴覚障害に対する理解を深め、手話の重要性を再認識することを目的としています。賛同する方はぜひクラウドファンディングに参加して、この感動的な作品を支えてほしいと思います。映画の完成と先行上映は2022年秋を予定していますので、続報にご期待ください。
映画『ヒゲの校長』のクラウドファンディングは、4月3日まで。
以下のリンクからぜひご支援をお願いします。
お問い合わせは株式会社Dream Stage髙橋誠までご連絡ください。