新たな日本酒の誕生「沢の鶴NADA88」
神戸の灘に位置する沢の鶴株式会社が、数量限定で新たに純米大吟醸酒「沢の鶴NADA88」を発表しました。この商品は、酒米プロジェクトの成果を結集させたものとなっています。
酒米プロジェクトの背景
「酒米プロジェクト」は、2016年に始まり、産業機械メーカー・ヤンマーと共に新しい酒米の開発を目指しました。これまでの日本酒の象徴とも言える「山田錦」に匹敵する酒米の栽培に成功し、「NADA88」と名付けられた日本酒が誕生しました。この名は、「米」を分解して八十八と読み取ることで、米の栽培に多くの手間と時間がかかることへの敬意を表しています。
NADA88の特徴
「NADA88」は、上品な果実香が特徴の純米大吟醸酒です。口に含むと、爽やかな梨やバナナの風味が広がります。米由来の甘さと旨味が絶妙に融合し、滑らかな飲み口を持つこの日本酒は、特別な食事や乾杯のシーンにぴったりです。
新たに開発された酒米「OR2271」は、山田錦よりも草丈が短いため、栽培が容易であり、心白が大きく、雑味が出にくい特徴を持っています。この新しい米の特性により、より洗練された味わいが実現されています。
商品デザインと販売方法
「NADA88」のデザインは、ヤンマーのデザイン室が手掛けています。ボトルは未来性を感じさせるシルバー仕上げで、紙管は倒れにくい稲の幹部分を表現したグラフィックデザインです。この商品は、クリエイティブな体験を提供する「Makuake」にて先行販売されており、ファンを惹きつける魅力があります。
プロジェクトの成果
この酒米プロジェクトの一環として、2018年には第一弾商品『沢の鶴X01』が限定発売され、即座に完売した実績があります。同年にはグッドデザイン賞を受賞したこともあり、プロジェクトの価値が広く認識されました。その後も『X02』や『X03』などの新商品を次々とリリースし、革新的な取り組みを続けています。
「NADA88」は、現代のニーズに応える新しい形の日本酒として、多くの人々に新しい体験を提供することでしょう。
商品情報
- - 商品名:沢の鶴 NADA88
- - 酒質:純米大吟醸酒
- - 容量:180ML
- - 価格:参考小売価格2,000円(税込)
お問合せ先:沢の鶴株式会社マーケティング室
電話:078-881-4301(平日9:00~17:00)
FAX:078-881-1292