クラウドワークスがskynyをグループ化、DXコンサル拡充を図る新戦略

新たな挑戦: クラウドワークスがskynyをグループ化

背景と目標

日本のフリーランス業界で最大規模を誇るクラウドワークスが、IT人材とDXコンサルティングの強化を目的として、スキル豊かなエンジニアを集結させるskyny株式会社をグループ会社化することを決定しました。この動きは、2025年8月29日に行われた臨時取締役会で承認され、双方が持つ資源を組み合わせることで、企業のデジタル化を支援する新たなスタートを切るものです。

株式取得の詳細

skyny社は、エンジニアリソースの活用に長け、DX、セキュリティ、IoTなどの分野で豊富な経験を持つシステムインテグレーションサービスを提供しています。特に、プロジェクトマネジメントに強みを持つ専任チームを構成しており、クライアントの業務効率化やコスト最適化に寄与しています。

両社の合併により、クラウドワークスは、700万人を超えるフリーランスから最適なチームを編成し、経営課題に対する解決策の提案から実行までの一貫したサポートが実現可能になります。

利益の拡大

株式会社クラウドワークスは、累計のクライアント数が105.5万社であり、すでに大規模なフリーランスマッチングプラットフォームを運営しています。このようなデータベースの活用を重視し、今後は双方の専門知識やノウハウを共有することで、さらにサービスの質を向上させることが期待されます。特に、中堅および中小企業に対して、高品質でコスト効率のよいコンサルティングを提供することが、効果的ないわゆる「DXコンサルの民主化」に繋がるでしょう。

案件事例の紹介

skyny社は既に多数のプロジェクトを手掛けており、以下のような大手企業との取引が実績としてあります:

- 大手流通小売企業のポイントシステム関連開発
- 大手金融機関向けのOA基盤システム構築・保守業務
- 大手旅行代理店子会社向けの業務システムのプロジェクトマネジメント業務

これらの事例が示すように、両社の連携は即戦力を発揮します。

おけるコメント

skyny社の代表取締役、川﨑龍太氏は、自社の実行支援コンサルティング業務の強化に期待を寄せています。「クラウドワークスグループに加わることで、より効率的なサービス提供が可能になる」とし、高品質なDXコンサルティングを通じて企業の経営課題に応えていく意欲を示しました。

一方で、クラウドワークスの常務執行役員、大類光一氏も「DXコンサルティングは今後の企業成長において非常に重要」と述べ、両社協力のメリットを大いに感じています。