DFree、資金調達成功
2016-07-04 07:00:01
Triple W Japan、排泄予知デバイス「DFree」で約5億円の資金を調達しグローバル展開へ
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社が約5億円の資金調達を完了
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社(Triple W Japan)は、排泄予知デバイス「DFree」の開発を進めるために、合計約5億円の資金調達を成功させました。この資金は、ヘルスケア分野におけるIoTスタートアップとしての成長を支えるためのものであり、グローバル展開を視野に入れた戦略的パートナーシップを構築することが目的です。
「DFree」開発に寄与するパートナー企業
今回の資金調達は、複数の大手企業との提携を含んでいます。リードインベスターとして迎えたのは鴻海ベンチャー投資のパートナーである2020であり、同社はDFreeのグローバル展開に向けた開発及び量産体制をサポートします。また、SBIインベストメント株式会社や大和企業投資株式会社といった投資ファンドも参加しており、特にSBIインベストメントはヘルスケア・バイオ領域に強みを持つことから、国内外での販売体制構築に寄与することが期待されています。これらの連携により、日本国内における市場展開だけでなく、アジア市場を中心とした海外展開にも力を入れていく方針です。
新たな経営体制の構築
資金調達に伴い、Triple W Japanは取締役会設置会社へ移行し、コーポレート・ガバナンスを強化しました。新たに取締役CTOに就任した九頭龍雄一郎氏は、シリコンバレーにおいてハードウェアエンジニアとしてのキャリアを積んだ経験を持ち、当社の技術力向上に寄与することが期待されています。さらに、社外役員にも新たなメンバーが加わり、経営の透明性と成長を促進する方針が示されています。
デバイス「DFree」の社会的インパクト
「DFree」は、老齢や障害により排泄に悩みを持つ約5億人の人々に向けたデバイスです。このデバイスは、介護現場での効率的な排泄ケアを支援し、QOL(Quality of Life)向上を目的としています。すでに介護施設とのトライアルが進められており、今後は量産体制の整備を経て、提供を開始する予定です。
今後の展望
先進国の市場をターゲットにする中で、特にアジア地域での展開を力強く進めていく考えです。DFreeの普及を通じて、排泄に関する社会的な課題解決に寄与するとともに、尊厳ある生活の実現を目指して行動していく方針です。今後の成長に期待が集まります。
会社概要
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社は2015年に設立され、東京都港区を拠点に活動しています。当社は、「DFree」の開発・販売を主な事業とし、今後も様々な技術革新と社会貢献を目指して邁進してまいります。
会社情報
- 会社名
-
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区赤坂一丁目9番13号三会堂ビル2階
- 電話番号
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03-5459-1295