KDDIとMawariが分散型インフラ事業で協力
KDDI株式会社と株式会社Mawariは、分散型インフラ(DePIN)の運営に関する基本合意書を締結しました。この提携は、空間コンピューティングの進展に向けた重要な一歩となります。Mawariは、これまでにない大規模な分散型GPUネットワークを構築し、XRコンテンツのストリーミングや配信を効率化するための基盤を整えています。
空間コンピューティングの新時代へ
インターネットやデジタルメディアの進化に伴い、空間コンピューティング技術が急速に進展しています。これに必要なインフラを整えることは、今後のデジタル社会において不可欠です。Mawariの行っているNod Runnerと呼ばれるシステム理念についても、このネットワークに参加する企業に対して信頼性の高いインフラを提供し、ネットワーク全体の安定性を高める狙いがあります。
KDDIの役割とホスティング環境
KDDIはMawariネットワーク内で「ガーディアンノード」の運営を担当し、ノードランナーに対して安全で信頼性の高いホスティング環境を提供します。これにより、各ノードランナーは自社の安全な運営が可能となり、ネットワーク全体の信頼度が上がります。
ノードランナーの参加企業
このプロジェクトには、ビットメディア株式会社や株式会社メタコード、テレポート株式会社など、様々な企業が参加しています。ビットメディアは、デジタルインフラの最適化に関する優れた実績を持ち、Mawariネットワークの信頼性向上に寄与します。また、テレポート株式会社は生成AIプラットフォームを手掛けており、XRコンテンツの配信を効率化することに貢献していきます。
Mawariのビジョン
Mawariは、空間とデジタルの橋渡しをすることで新たなコンテンツ配信のモデルを確立し、ユーザーに深い没入感を提供することを目指しています。そのためには、分散型インフラが重要不可欠です。Mawariの「Mawari Engine」と「Spatial Streaming SDK」は、このネットワーク上で機能し、リアルタイムでの配信を可能にします。
まとめ
この連携により、KDDIとMawariは新たなデジタル時代の先駆けとなるべく、分散型インフラを進化させていく考えです。様々な企業との協力の下、より信頼性の高い、持続可能なデジタル環境の構築が期待できます。今後の動向から目が離せません。