デフハンドボール男子日本代表が壮行会を開催し新たな挑戦を誓う

デフハンドボール男子日本代表壮行会の開催

公益財団法人日本ハンドボール協会は、2025年11月3日、東京の味の素ナショナルトレーニングセンターにおいて、イベントを開催しました。この壮行会では、第25回夏季デフリンピック競技大会に出場するデフハンドボール男子日本代表チームが初めてのデフリンピックに向けた決意を表明しました。

歴史的な大会に向けた門出

本大会はデフハンドボール男子日本代表にとって、初めてのデフリンピックへの挑戦です。会場には選手や関係者、報道陣、協賛各社が集まり、この特別な瞬間を祝い、チームの新たなスタートを後押ししました。

壮行試合と選手の決意

壮行会では代表チームが昭和学院高校と対戦し、試合後、亀井良和監督とキャプテンの小林優太がそれぞれ大会に臨む思いを語りました。

亀井監督は、「チームはまだ若く成長過程にありますが、デフリンピックではその成長を示し、観客の皆さまに感動を届けたい」と力強く語りました。小林キャプテンも「多くの方々の支えに感謝し、まずは1勝を目指してラストまで走り抜けます」と誓いました。会場にはデフハンドボール専門委員会から応援横断幕が贈られ、参加者全員が温かい拍手で応援しました。

新たなアンバサダーが就任

その後、ハンドボール専門YouTubeチャンネル「KKハンドボール」がチームのアンバサダーに就任したことも発表されました。「KKハンドボール」は、ハンドボールの楽しさを広めることを目指し、多くの人々に親しまれています。彼らの活動は、デフハンドボール男子日本代表チームの夢の実現をサポートすることに繋がるでしょう。

新ユニフォームの発表

さらに、JHAのオフィシャルパートナーであるhummel（ヒュンメル）が新しいユニフォームを発表しました。このユニフォームは、2025年8月に開催される「PSGハンドボールジャパンツアー2025」で男子日本代表が着用した「手話シャツ」を基にした特別モデルです。デザインには「心の旗を振ろう」というテーマが込められており、選手やスタッフの意見を反映したもので、聴覚障がい者スポーツとハンドボールの共通の絆を表現しています。