「いい歯の日」と感染症
2020-10-22 11:00:13

今年の「いい歯の日」は口腔ケアでウイルス対策をしよう

11月8日は「いい歯の日」



毎年11月8日は「いい歯の日」。これは日本歯科医師会が「い(1)い(1)歯(8)」という語呂合わせから設けたもので、1993年から続いています。この日に合わせて、歯の健康を見直し、口腔の重要性を広く啓発する活動が行われています。

ウィズコロナの時代における口腔ケアの重要性



今年は特に新型コロナウイルス感染症の影響もあり、口腔内の健康管理が感染症予防に繋がることが注目されています。冬に向けてインフルエンザの流行も懸念される中、口腔ケアはこれらの感染症のリスクを大きく低下させる可能性があります。

口内ケアが感染症予防に有効



鶴見大学の花田信弘教授によると、口内ケアがインフルエンザウイルス感染の予防に寄与することが指摘されています。なぜなら、歯周病菌はインフルエンザウイルスの感染を助長する酵素を分泌するからです。さらに、これらの酵素は抗ウイルス薬では抑制できないため、口腔内が不衛生だとウイルスの感染を助ける結果になるとされています。

新型コロナウイルスとの関連



新型コロナウイルスについても、リスク因子となる基礎疾患を持つ方が重症化しやすいことが知られています。そうした基礎疾患の一つに歯周病があり、口腔内の健康が全体の健康状態にも影響を及ぼすと指摘されています。口腔内の不衛生が血液中に炎症をもたらし、さらに新型コロナウイルス感染症の重症化を引き起こす可能性があるのです。

口内ケアの実践法



では、具体的にどのように口内ケアを行えばよいのでしょうか?

1. 物理的除去



歯みがきや舌みがきで、口腔内の物理的な汚れを取り除くことが重要です。特に食べ物のカスや細菌がたまりやすい歯間のケアが、健康の鍵を握っています。

2. ケミカルコントロール



洗口剤や歯みがき粉を使用して、口腔内を清潔に保つことが推奨されます。毎日の歯みがきだけでなく、洗口剤で口腔内を洗浄することで、細菌の増殖を抑えることができます。

3. 生物学的コントロール



菌を有効に使う方法として、L8020乳酸菌などの善玉菌を取り入れることが考えられます。この乳酸菌は歯周病菌やむし歯菌に対しても有効です。L8020乳酸菌は、実際に健康な子どもから発見されたもので、既に研究からもその効果が報告されています。学会においても、L8020乳酸菌の摂取で虫歯菌が減少することが示されています。

まとめ



「いい歯の日」を契機に、花田教授が提案する「歯磨き・舌ケア・L8020乳酸菌の活用」を実践して、口腔内を清潔に保ち、インフルエンザや新型コロナウイルスの感染から身を守りましょう。口内ケアは、私たちの健康を維持する上で欠かせないものです。心地よい口腔環境を保つことで、ウイルスに負けない強い身体づくりを目指しましょう。

会社情報

会社名
フジッコ株式会社
住所
兵庫県神戸市中央区港島中町6-13-4
電話番号
078-303-5911

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