遠野市での新実験
2016-06-07 12:28:18
岩手県遠野市で実施されるベーシック・インカムの新実験とは
岩手県遠野市における新たな挑戦
岩手県遠野市で革新的な社会モデルが試されます。このプロジェクトは、地元の資源を活用することを条件に毎月一定額を支給する“ベーシック・インカム”の導入に向けたものです。選ばれた起業家に対しては、3年間にわたり、月額約14万円の最低生活保障が提供され、地域の振興を目的としたプロジェクトが進められます。
Next Commons Labの役割
「Next Commons Lab」は、異なる分野で活躍するクリエイターや企業をつなぎ、新しい産業を創出しようとしています。地域に根ざした活動を行いつつ、共通の課題を解決するためのツール開発も手がけ、独自な社会システムを具現化するプラットフォームとして機能しています。
この一環として、10の具体的なプロジェクトが立ち上げられる予定です。各プロジェクトは地元資源を基にしたものであり、起業家候補を募集中です。すべての候補者には、地元に移住してプロジェクトを進めることが求められます。
地域資源を生かしたプロジェクト
2016年には、次の10のテーマが掲げられています:
1. ローカルブルワリー
2. 発酵
3. テクノロジー
4. 限界集落
5. 産前産後ケア
6. 超低コスト住宅開発
7. 里山経済システム
8. グローバルスクール
9. デザイン
10. 食
これらはすべて、遠野の地域特性を生かしたプロジェクトです。具体的な支援を行うパートナーが各プロジェクトに付き、起業家をサポートします。
資金の流れとサポート
地域資源を活用した起業を促進するため、民間企業や自治体との連携も重要な要素です。ロート製薬やキリン、Googleのイノベーション部門などが今回のプロジェクトをサポートし、知識や見識を掛け合わせることで、各プロジェクトの拡大を狙います。
また、運営チームも多様な背景を持つメンバーで構成されています。代表の林篤志氏をはじめ、ディレクターやサポートチームが連携し、起業家の活動を円滑に進めるためのサポートを行っています。
起業家募集と今後の展望
現在、次の選考に向け、起業家候補を募集しています。応募者は、地元資源を用いた事業計画を持ち、遠野市に住民票を移すことが求められています。このプログラムは、少人数のパイロットとして始まるため、その成果次第で今後の拡大も予定されています。
理想的な未来を描ける起業家にとって、新たな挑戦となるこのプロジェクトは、信じる道を進む力となるでしょう。Next Commons Labは、社会変革に寄与するための開かれたプラットフォームとして機能し、地域活性化へと繋がっていくことを期待されています。
会社情報
- 会社名
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株式会社 Next Commons
- 住所
- 岩手県遠野市中央通り5-32
- 電話番号
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050-3647-4052