鉄道業界の特定技能人材育成プログラム始動
JR東日本グループは、鉄道業界全体の持続可能な運営を支えるため、特定技能人材育成プログラムを開始しました。このプログラムは、(一社)海外鉄道技術協力協会(JARTS)と協力し、業界横断のオープンな教育プラットフォームを提供するもので、全国15の鉄道事業者からの参加がありました。
全国からの参加者
研修には、鉄道事業者や鉄道工事を請け負う企業の47社から110名以上の申し込みを受けており、明らかに業界のニーズに応じたものとなっています。神奈川県のJR東日本総合研修センターでは、2026年2月16日より順次研修を受ける予定の研修生は、各社から内定を受けた113名です。研修は約4週間行われ、特定技能1号評価試験の合格を目指します。
未来を見据えた取り組み
ほかにも、JR東日本グループの創立40周年を記念し、新しい研修棟が総合研修センター内に建設される計画も進行中です。新棟は延床面積約10,000㎡で、最新技術を駆使した教育環境が整備される予定で、2026年秋からの着工を目指しています。
特定技能人材育成研修の詳細
この特定技能人材育成研修は、2025年2月から3月にかけて初回の試行が実施され、受講者25名中24名が試験に合格しました。この成功を受け、2026年からはより多様な業者が参加できるようになりました。
実施概要
- - 実施場所: JR東日本総合研修センター
- - 受講人数: 車両整備区分19名、軌道整備49名、電気設備整備45名、計113名
- - 出身国: インドネシア、ベトナム、フィリピン、モンゴル
スケジュール
以下は研修と評価試験の日程です。
- - 車両整備: 研修 2026年2月23日–3月22日 / 試験 3月23日
- - 軌道整備: 研修 2026年2月27日–3月26日 / 試験 3月27日
- - 電気設備: 研修 2026年2月16日–3月15日 / 試験 3月16日
今後の展開
2026年度以降もこのプログラムは継続され、100名規模の研修生を常時受け入れる予定です。さらに、年2回以上の研修実施の可能性も視野に入れています。教育の場は一つではなく、アジア各国から来る希望者を支援し、日本での職を提供するため、地域での日本語教育なども強化される予定です。
新研修棟の建設計画
新研修棟は、教育環境の最大化を目指し、最新設備が整う予定です。温かみのあるデザインや木材の活用が特徴で、日本らしさを感じさせるデザインも採用されています。さらに、持続可能性の観点から、稼働後は必要な環境性能の向上も図られる予定です。
トライアル研修修了生の声
先行試験に参加した研修生たちからは、感謝の意と夢の実現への手応えが聞こえています。
- - アギスさん(インドネシア): 「日本の時間厳守文化に貢献したいと思っています。」
- - プトラさん(インドネシア): 「人を支える仕事に携わり、責任を持ちたい。」
- - ルオンさん(ベトナム): 「安全を第一に考え、学び続けたいです。」
これらのコメントから、彼らが新たな挑戦に向けて高い意欲を持っていることが伝わります。JR東日本は、このプログラムを通じて長期的な視点で人材育成を行い、未来の鉄道業界を支える人材を育てていく方針です。