医学研究における倫理指針改正案と意見公募のご案内
文部科学省、厚生労働省、経済産業省は、2023年12月26日から2024年1月25日までの期間において、「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の一部改正についてのパブリック・コメントを募集します。この改正は、研究における人間の尊厳や人権の保護を強化し、より適切な研究環境を整えることを目的としています。
基本情報
「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」は、令和3年に文部科学省などが告示したもので、研究関係者全員が遵守すべき事項を定めています。この指針は、研究の進捗に不可欠なガイドラインであり、人の尊厳を守るための基盤を提供しています。
改正の背景と目的
指針の見直しは、今年2月以来、「生命科学・医学系研究等における個人情報の取扱い等に関する合同会議」において検討が行われ、その結果、改正の方向性が決定されました。これに基づき、具体的な改善策が提案され、今後の研究における倫理的な課題に対してより堅固な対策が講じられます。
意見募集の詳細
意見公募の期間は、令和7年12月26日から令和8年1月25日までの約1ヶ月間です。期間中、市民及び研究者の皆さんからの意見・提案を幅広く受け付けることで、多様な視点からの意見を反映させることが狙いです。
申し込み方法や詳細な資料は、下記のURLに掲載されています。関係者の意見が研究の向上に繋がることを期待しています。
倫理指針改正に関する公募情報(外部リンク)
問い合わせ先
意見の提出や不明点に関しては、研究振興局ライフサイエンス課 生命倫理・安全対策室の担当者にお問い合わせください。連絡先は次の通りです。
- - 担当者: 橋本、佐藤、工藤
- - 電話: 03-5253-4111(内線4108)
この改正案が実施されることで、今後の医学研究がより一層倫理的に実施されることが期待されています。市民一人一人の意見が、未来の研究環境をより安全で健全なものにするための大切な一歩となるでしょう。