移動のもったいないを解決するNearMeの1年間の挑戦

日本版ライドシェア一部解禁から1年のNearMeの歩み

株式会社NearMe（以下、ニアミー）は、日本版ライドシェアの部分解禁から1年を迎え、交通に関する様々な課題の解決に向けて積極的に活動しています。ニアミーは「移動のもったいない」をテーマに、複数の利用者が一緒に移動する「シェア乗り」の普及を目指し、仕組みを整備してきました。

日本版ライドシェア解禁の背景

2024年4月、日本でのライドシェアが一部解禁され、タクシー不足や地方交通の維持がより強く意識されるようになりました。しかし、特に地方部においては依然として交通手段の供給が不足しており、都市部でも需要の変化に対応しきれていない現状があります。これらの課題に直面し、ニアミーは様々な施策を実施してきました。

ニアミーの施策

エアポートシャトルの展開

ニアミーは主力事業として「エアポートシャトル」を展開しています。これは最大9人乗りのシャトルバスで、空港と利用者の自宅やホテルをつなぐサービスです。全国16の空港で運行しており、多言語対応で、インバウンド客の利用も増加しています。例えば、福岡市と連携し、空港と市内中心部を結ぶシャトルも開始しています。これにより、空港移動の混雑やコストを最適化する取り組みが進められています。

地方交通への対応

地方部では高齢化や人口減少が進行しており、公共交通機関の縮小や運休が続いています。ニアミーは、新潟県佐渡市や長野県野沢温泉村などで、地域に合った移動手段の提供を目指しています。佐渡市では「佐渡版ライドシェア」というシステムを導入し、タクシーとシェアドライバーを需用に応じて連携させる実証実験を行いました。