白十字株式会社が脱炭素化支援事業に採択
2025年10月8日、東京都からのリリースによれば、白十字株式会社が東京都の「グリーン製品市場の創出に向けたサプライチェーンにおける脱炭素化支援事業」への参加が決定しました。これにより、同社は環境に優しい製品の開発を更に推進していくことになります。
事業背景
この支援事業は、東京都が「ゼロエミッション東京戦略 ~Beyond カーボンハーフ~」を実現するために設立されたものです。東京都は、温室効果ガス(GHG)の排出削減を目指す都内企業を公募し、選ばれた企業には様々な支援が行われます。その中で、白十字は自社の強みである医療・衛生・介護分野での技術を生かし、温室効果ガスの排出量の可視化や削減という具体的な目標に向けて前進します。
本事業の内容
この事業では、製品の調達から製造、流通、廃棄までのすべての工程におけるカーボンフットプリント(CFP)の算定が必要です。具体的には、GHGの排出量を減少させるための対策を検討し、開発したグリーン製品を効果的にブランディングしていく支援が行われます。また、東京都環境公社の助成金申請のサポートも受けることができます。
白十字は、主力製品として位置付けているドレッシング紙おむつ「サルバやわ楽パンツ」にこの事業を適用し、製品ライフサイクル全体でのGHG排出量の把握とその削減に向けた取り組みを強化します。
「サルバやわ楽パンツ」の特長
「サルバやわ楽パンツ」は、長年にわたって愛されている「サルバ」シリーズのパンツタイプです。この製品は、「おなかゆったりはきごこちらくらく」というテーマのもと、使用者の快適さを追求した設計が特徴です。座っていると膨らむおなか周りを締め付けない形状により、長時間の着用でも快適な抜群のフィット感を提供します。
白十字株式会社は、医療の現場での食品衛生や介護の現場においても、温暖化への対策を図りつつ、安心・安全・信頼性を高める製品作りを推進していきます。
今後の展開
白十字は、東京都のサポートを受け、温室効果ガスの排出を削減するプロジェクトを通じて、持続可能な社会の実現を目指し、エコロジーに貢献する企業としての指針を持って進んでいきます。
さらに、東京都や環境公社の他の施策とも連携を図りながら、グリーン製品の開発を加速させ、製品の質の向上とともに、環境への影響を最小限に抑える努力を続けます。
まとめ
このたびの採択は、白十字株式会社にとって新たな挑戦の始まりです。温暖化対策が求められる今、同社はより環境に配慮した製品作りを進めることで、持続可能な社会に貢献する企業としての評価を高めるに違いありません。皆さんも、白十字が提案する新しい形の省エネやグリーン製品の利用を検討し、共に地球環境を守る活動に参加していきましょう。