大助と台湾パイン
2021-04-19 11:30:58

アストラのパイナップル自動皮むき機「大助」は台湾パインにも対応

近年のフルーツ市場では、新鮮なカットフルーツの需要が増加し続けています。特にパイナップルは、そのおいしさと栄養価から、多くの人々に愛されているフルーツの一つです。しかし、パイナップルの皮をむく作業は手間がかかり、効率的に処理することが困難という現実があります。スーパーマーケットや青果店で見かけるカット済みパイナップルの多くは、手作業で皮をむき、カットされているのです。

 アストラが開発した自動皮むき機「大助」は、こうした課題解決のために設計されました。「大助」は2019年の発売以来、業界内で高い評価を得ており、特にカットフルーツの安定供給に寄与しています。

「大助」の特長と利点



 「大助」は数々の特長を備えています。まず、高い歩留まり性能です。独自のピーラーブレードを使用することで、パイナップルの形状に正確に沿って皮をむき、むきあがりの表面がなめらかになります。この結果、歩留まりは約55%〜60%を誇り、フードロス対策にも貢献しています。

 次に、操作が非常にシンプルです。ボタン一つで操作が完了するため、どんな世代の作業者でも習熟することなく高品質な皮むきが維持できます。

 さらに、「大助」はお手入れも簡単です。丸ごと水洗いできる仕様で、各部品は工具を使わずに取り外し可能です。これにより、衛生的な使用が保証されます。

台湾パイナップルへの対応



 「大助」の特徴的な進化の一つは、台湾パイナップル(金鑚パイナップル)への対応です。従来の「大助」はパイナップルの芯の固さを利用して果実を固定するため、台湾産の金鑚パインでは固定が不安定でした。しかし、需要の増加を受けて、アトラはアタッチメントパーツとプログラムを改良し、専用設定を施しました。これにより、金鑚パインにもしっかりと固定できるようになり、皮むき後の歩留まりは通常通り55%〜60%を維持できます。

 台湾では既に多くの企業から引き合いを受けており、初回ロットは完売するほどの人気となっています。「大助」はインストアのカットフルーツ用途だけでなく、加工品工場や露店販売に至るまで幅広く利用されています。

FOOMA JAPAN 2021への出展



 アストラは、「大助」を含む自社製品をFOOMA JAPAN 2021に出展します。会場では様々なフルーツの皮むき機や、「大助」シリーズについて詳しい説明を行う予定です。興味を持たれている方は、是非足を運んでみてください。

 このイベントは、2021年6月1日から4日まで、愛知スカイエキスポで開催される予定です。今後も「大助」はフルーツ自動皮むき機市場の発展に寄与し続けることでしょう。

会社情報



 株式会社アストラは、福島県に本社を置く企業で、農業用加工機器の開発から製造・販売までを手掛けています。近年のフルーツ消費の拡大を受けて、今後も新しい技術の開発に力を入れていく所存です。公式サイトでは最新情報を随時更新していますので、ぜひご確認ください。

会社情報

会社名
株式会社アストラ
住所
福島県福島市飯坂町平野字平田4-1
電話番号
024-541-2444

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