新潟会計ビジネス専門学校が実施した書店でのキャリア教育
新潟市に位置する新潟会計ビジネス専門学校は、文部科学省の支援を受けて、キャリア教育プログラム「就労意識醸成講座 上級編 本屋で探究」を実施しました。この講座は、学生が信頼できる情報源から必要な情報を収集する力を育むことを目的としています。
教育プログラムは、2025年10月16日、ジュンク堂書店新潟店で行われ、税理士学科の学生18名が参加しました。参加した学生たちは、書店の構造や本の種類を理解し、実際に書店内で書籍を探すという実践的な経験を重ねました。
価格や内容だけでなく、本の分類や陳列方法についても学習し、例えば「人気書籍は視覚的に訴えるように陳列される」という事実を認識し、日常では気づきにくい書店の工夫を体験しました。
グループでテーマをもとにした本探し
また、学生たちはグループごとにテーマを設定し、各自の目的に応じた本を選ぶ作業を行いました。「ビジネスの基本を理解したい」「印象的なコミュニケーション術を学びたい」といったテーマに基づいて、目次やイラスト、文字の大きさなどを基準に書籍を選定し、自分の選んだ本についてプレゼンテーションしました。このプロセスを通じて、選書のポイントを実践的に学びながら、業務に必要な情報を適切に収集する力を高めました。
プレゼンテーションでは、学生たちが選んだ本の内容や特長について、自らの言葉で熱心に説明し、有益な議論が交わされました。彼らの姿は、学んだことをしっかりと実践に移していることを如実に示しています。
学生たちの感想
講座の終わりには、税理士学科の平先生から各学生に「自分のテーマに合った本」がプレゼントされるというサプライズもあり、参加者にとって非常に充実した体験となりました。参加した学生たちの感想は下記の通りです。
- - 「今までは直感で本を購入していましたが、比較検討することでより納得のいく選択ができると感じました。」
- - 「本の分類や評価基準を学べて、手に取る楽しさを知りました。」
- - 「書店で本を選ぶ価値を感じ、本を買うことが楽しみになりました。」
このように、新潟会計ビジネス専門学校は、キャリア教育の充実を図るため、実際の店舗での経験を通じて、学生に実践的な知識と技術を提供しています。今後もこういった機会が多く提供されることが期待されます。