福島の子どもたち支援
2016-03-11 13:00:02

震災から5年、福島の子どもたちに笑顔を届ける支援プロジェクト

震災からの5年、福島の子どもたちに笑顔を


2011年3月11日、福島県を襲った東日本大震災は、地域に住む親子の生活を大きく変えてしまいました。震災後、福島では原発事故による放射線問題が依然として解決されておらず、その影響は続いています。多くの親子が、日常の中で放射線への不安を抱えて生活をしており、皆が「子どもを外で遊ばせていいのか」「食べ物や水道水は本当に安全なのか」といった疑問を抱えています。

こうした不安は、他人と共有しにくいため、親たちのストレスを増大させています。それを受けて、特定非営利活動法人ハートフルハート未来を育む会では、親子の心のケアを目的とした活動を行っています。

ストレスを緩和するための活動


「親子あそび」と「親ミーティング」というプログラムを通じて、福島の親子たちに寄り添い、少しでもストレスから解放される機会を提供しています。これまでに、25市町村、34会場で約2万5000人以上の親子が参加してきました。

親子あそび


このプログラムでは、保育士が主導となって、わらべ歌やスキンシップを通じて親子の絆を強め、心を満たす体験を提供します。親が子を抱っこしたり、おんぶをしたりすることで、心がほぐれ、笑顔があふれます。親子揃って安心を感じる時間を作ることが、このプログラムの目的です。

親ミーティング


また、「親ミーティング」には、専門の臨床心理士が参加し、お母さんたちが抱える悩みや不安について自由に話し合います。ここでの交流は、他の親からの共感や支えを得る貴重な機会となり、参加者は互いの経験を通じて癒され、子育てに対する自信を取り戻すことができます。

今後の支援の必要性


震災から5年が経過する中、以前はあった資金援助が次々と打ち切られています。しかし、福島の現状は他の災害とは異なるため、長期的な支援が求められています。放射性物質の影響は30年以上持続すると指定されており、ストレスに起因する精神的な問題へのケアが不可欠です。

地元からは、「親子あそびと親ミーティングを継続してほしい」という切実な声が寄せられています。この活動を続け、子どもたちが親から無条件に愛されていると感じられる瞬間を増やしていくことが大切です。もし、この活動に共感していただけるなら、ぜひ支援の手を差し伸べていただければと思います。

具体的な寄付の使い道


寄付金は、専門職による支援活動の運営費用として使用されます。具体的には、3,000円の寄付で一人の子どもに1回の支援が可能で、10万円の寄付があれば1会場にて16組の親子に支援活動を行うことができるようになっています。

今後とも、福島の親子が笑顔を取り戻せるような支援を一緒に考えていきましょう。詳しい内容や支援方法については、こちらの特設ページをご覧ください。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人ハートフルハート未来を育む会
住所
福島県郡山市久留米2-161-26郡山メンタルサポート
電話番号
024-946-3393

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