「逆転の発想でつながる支援の形「Chosen」が生み出す新たな物語」
世界中の子どもたちを支援する国際NGOワールド・ビジョン・ジャパンが取り組む「Chosen」は、支援を受ける子ども自身が支援者を選ぶという新しい試みです。従来のチャイルド・スポンサーシップの概念を覆すこの動きは、期待以上の反響を呼んでいます。
「選ばれる喜び」を感じることで、子どもたちの心がどのように豊かになっていくのか、それが見える瞬間を紹介します。
岩橋玄樹さんが体験した「選ばれる」喜び
2025年6月、岩橋玄樹さんが「Chosen」の参加者として選ばれる瞬間が撮影されました。フィリピンの11歳の女の子、ダニリンちゃんが岩橋さんを選んだ理由は、「優しそうで、ハンサムだから」とのこと。ビデオ会議でその瞬間を見た岩橋さんは照れ笑いを浮かべ、感謝の言葉を述べました。
「選んでくれてありがとう、とても嬉しいです。」と語る岩橋さんの言葉には、支援の新たな形に対する期待が込められています。ダニリンちゃんの夢は「アーティスト」で、その夢を叶えるために多くの努力をしています。また、岩橋さんも自身がアーティストとして頑張っていることを伝え、「ダニリンちゃんも頑張ってください」と激励しました。
鈴木さん親子の物語
また、鈴木さん一家も「Chosen」に参加しました。彼女は子どもに関わる仕事をしており、今回の取り組みに積極的に参加することを決意しました。エドゥアルドくんという12歳の男の子が鈴木さんの家族を選んだ理由は、「自分の家族のように思えたから」と語っており、その言葉に対する鈴木さんの反応はとても感動的でした。
エドゥアルドくんは、母親を亡くした過去を持つ男の子で、鈴木さんの家族に自分の父を重ねて見ていたことに鈴木さんは涙を流し、深い絆を感じました。
「大切に選んでくれたことが、エドゥアルドくんの眼差しからもわかります」と語り、今後の文通を通じてエドゥアルドくんの夢や目標を知りたいという願いを盛り込みました。
「Chosen」に参加する道
「Chosen」は、2021年に日本で始まり、以来多くの感動的な物語を生み出してきました。2025年の夏にはバングラデシュの子どもたちを対象に、支援を必要とする家族への新たな支援者を募集しています。
締切は8月31日で、限られた人数に対しての参加募集です。参加することで、子どもたちが尊厳を持って自らの未来を選ぶ力を育む手助けをすることができます。
「あなたも選ばれてみませんか?」
この取り組みがさらに広がり、世界中の子どもたちに新たな夢を与えることを願っています。勇気を出して、あなたの手を差し伸べてみる価値があるのではないでしょうか。
ワールド・ビジョン・ジャパンについて
ワールド・ビジョン・ジャパンは、キリスト教の精神に基づき、貧困、紛争、自然災害に苦しむ子どもたちのために活動する国際NGOです。約100国において、子どもたちが健やかに成長できる環境づくりを目指し、様々な支援プログラムを行っています。
詳しい情報や参加方法については、公式ウェブサイトをご覧ください。