日本人新入生受け入れ再開
2021-04-08 15:00:03
キリロム工科大学、日本人新入生の受け入れを再開し未来のリーダーを育成へ
キリロム工科大学が再び日本人留学生を受け入れる
カンボジア・キリロムキャンパスにおいて、2021年3月より日本人新入生の受け入れが再開されました。これは新型コロナウイルスの影響を受けながらも、大学側が工夫を重ね、留学生の受け入れを可能にした結果です。
コロナ禍での変化
新型コロナウイルスが世界中に広がりを見せる中、2020年3月にカンボジア政府の要請により、大学のほぼ全ての学生が自宅でのオンライン学習を余儀なくされました。この結果、多くの日本人学生が日本に帰国し、外国人留学生の受け入れも一時中断となりました。しかし、キリロム工科大学は早くから準備に取り組み、2020年4月には当時の合格者に対し入学資格の持ち越しを許可するなど、次のステップに向けた道を整えていきました。
オンライン学習の強化
同大学では、オンラインでの講義や定期試験を行うためにカンボジア政府から正式に許可を得るとともに、キリロムデジタルキャンパスを立ち上げ、学生間のコミュニケーションやモチベーションの支援を強化しました。また、大学キャンパス内には感染症対策を徹底し、全教員・スタッフがワクチン接種を済ませています。これにより、段階的に在学生がキャンパスに戻ってくることができ、現在ではオンラインとオフラインのハイブリッドな形式で授業が行われています。
新入生受け入れの今後
2021年11月には第10期生の受け入れが予定されており、数学や観光、建築といった分野において新たな学生を迎える準備が進められています。入試制度については、国籍に関係なく全て英語で行う共通試験に移行することが決まりました。これによりより国際的な学生募集を推進する方針が示されています。
グローバルリーダーを目指して
キリロム工科大学は、2021年8月から日本の大学生向けに3~6ヶ月の短期留学プログラムを提供予定であり、修士課程の開校も計画しています。このような取り組みを通じて、海外の大学を考えていたがコロナ禍での受験を断念せざるを得なかった学生や、グローバルで通用するIT技術やリーダーシップを学びたい学生への支援を行います。
今後もクオリティの高い教育と実践的な経験をもたらすことで、第4次産業革命時代のリーダーを育成し、デジタルサービス提供やスタートアップ事業の推進にも積極的に寄与していく方針です。カンボジアの新しい教育の場として、キリロム工科大学の動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
vKirirom Pte Ltd.
- 住所
- #03-00 57 Ubi Crescent Singapore 408596
- 電話番号
-
070-4357-6523