震災を知らない世代が震災の歴史を感じる民泊修学旅行
2026年5月、被災地での新たな試みとして、岩手県の気仙地域に位置する家庭を訪ねる民泊修学旅行がスタートしました。参加したのは、宮城県仙台市の中学2年生たちで、彼らは震災を知らない世代の代表です。震災から15年の時を経て、陸前高田、大船渡、住田の家庭での1泊が、教科書や講演では伝わらないリアルな歴史を彼らに体感させる機会となりました。
初の『ひとつの受け入れ体制』
この交流の背景には、認定NPO法人SETの努力があります。2026年2月に気仙3市町の共同で民泊を広域に受け入れる構想が発表され、わずか3ヵ月後にはそのプログラムが実現しました。これは陸前高田を中心に大船渡市、住田町が協力して行う初の試みで、3市町合計で100家庭が参加しました。2026年5月13日から始まった春の受け入れには、著名な仙台市立の中学校や江東区立の中学校の生徒たちが訪れ、成功裏に行われています。
初めての参加家庭の感想
初めてこのプログラムに参加した家庭からは、驚きと感動の声が続々と寄せられています。大船渡市のある家庭では、バーベキューを囲んで訪れた中学生たちと楽しい時間を過ごし、初対面の子どもたちとの絆が生まれました。この家庭の参加者は、「見知らぬ土地から来た彼らと一緒に過ごせて、非常に楽しかった」との感想を述べました。また、陸前高田市の家庭では、学生たちが進んで家事を手伝う姿が見られ、友情が芽生えたことを喜ぶ声も。
確かな交流が生まれた瞬間
プログラムを通じて、互いに手を振り、涙を流す交流の瞬間もありました。短い1泊の中で、家庭と学生たちの間に強い絆が形成され、また来てほしいという思いが生まれ続けています。このような新たな関係が築かれることで、震災の歴史が次の世代に受け継がれる重要性を再確認させられます。
今後の展望
認定NPO法人SETは、気仙民泊事業をさらに拡大し、2026年度には春と秋を合わせて約2,250名の受け入れを計画しています。多くの家庭が新たな出会いや交流を通じて心の距離を縮めてゆくことで、震災を知らない世代との関係構築が進められます。今後も気仙地域の温かい家庭が全国の学校との架け橋になり続けることを期待しています。
お問い合わせ先
民泊に関する情報や受け入れについては、認定NPO法人SETまでお気軽にお問い合わせください。受け入れ家庭として参加したい方々も大歓迎です。全国からの訪問をお待ちしています。
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今後も、岩手県のウエルカムな家庭が多くの学校との交流を通じて温かい絆を生むことができるよう、努力を続けていきます。