岡山大学の新たな挑戦
2025-05-25 18:02:24

岡山大学が新たな価値創出を目指す「CFP Nexus WG」を設立

岡山大学が2025年5月20日に発足させた「CFP Nexus WG(カーボンフットプリント起点の価値創造ワーキンググループ)」は、持続可能な社会実現に向けての新しい取り組みとして注目されています。このグループは、国立大学法人岡山大学が主導し、約60名の企業、研究者、学生、金融機関の代表者が参加する形でスタートしました。キックオフミーティングは、岡山大学共創イノベーションラボKIBINOVEで開催されました。

CFP(カーボンフットプリント)とは、製品やサービスがライフサイクル全体を通じて排出する温室効果ガスを、CO2の排出量で表したものです。これに基づく新たな価値創造が求められており、CFP Nexus WGでは、単なる見える化を超えたアプローチを模索しています。具体的には、展示会や商談などの場での活用方法、そして消費者行動を科学的に分析する手法が紹介されました。

農業、製造業、サービス業など多様な分野からの事例が発表され、CFPをビジネスの根幹に組み込む可能性が示唆されています。備前発条株式会社、シーピー化成株式会社、MS&ADインターリスク総研株式会社の事例を通じて、CFPがもたらす価値が明確化され、特にBtoC領域への展開が期待されています。

ワーキンググループでは、EFデータを利用して消費者の意思決定プロセスを見える化する試みや、AIやIoT技術を駆使して算定プロセスを自動化する方法を探求しています。さらに、異業種同士の連携を通じて持続可能なビジネスモデルを共創することが目指されています。これにより、岡山地域の企業競争力を一層強化することを狙っています。

岡山大学は地域と共著し、脱炭素化に向けた実践的な取り組みを進めており、産学官金との連携を強化することで地域の発展にも寄与しています。また、社会への貢献を通じて継続可能な未来を切り開くこのイニシアチブには、さまざまな期待が寄せられています。特に大学は、地域に根ざした研究と教育を通じて、脱炭素社会に向けた具体的な成果を上げることに力を入れています。

「おかやまデジタルイノベーション創出プラットフォーム(OI-Start)」を基盤とするCFP Nexus WGの活動は、岡山大学の今後の方針を示す重要な一歩です。同大学は、単に学術研究に留まらず、地域社会との協働を通じて、持続可能な発展を追求する姿勢を強調しています。未来志向の取り組みを通じて、岡山大学が地域と共に成長していく過程が期待されます。

今後も地域中核・特色ある研究大学として、岡山大学がどのような革新をもたらすのか、注目が集まります。新しい価値創造を実現するための挑戦は、地域社会にとっても多くの学びと刺激を与えることでしょう。ぜひ、今後の展開にご期待ください。


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会社情報

会社名
国立大学法人岡山大学
住所
岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス本部棟
電話番号
086-252-1111

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