大阪・関西万博でのぶどうEXPO開催 - 新たな農業の形を探るイベント

大阪・関西万博で開催された「ぶどうEXPO」の魅力

ノウタス株式会社は、2025年9月16日、大阪・関西万博内のレストラン「醗酵食堂Hasshoku」で、「ノウタスぶどうEXPO」という特別なイベントを開催しました。このイベントは、ぶどうの新品種の開発や最先端テクノロジーを活かした次世代のぶどう栽培、さらにはファッションや食文化とのコラボレーションをテーマにしており、多くの農業関係者や研究者、メディアが集まりました。

イベントの背景

「ぶどうEXPO」では、「ぶどうの未来」を多角的な視点から体験する場を提供しました。このイベントの会場は、ノウタスの理念に共感した株式会社初亀の協力により、「醗酵食堂Hasshoku」が提供されました。イベントを記念して、会場内には「パープルM」の特製スタンプが設置され、来場者には自由に押してもらうことができます。これは、ぶどうの未来に思いを馳せ、その証を持ち帰るための楽しいアクティビティです。

プログラム内容

「ぶどうEXPO」の主なプログラムは多岐にわたり、特に注目されたのはAIを活用した果樹農業のプレゼンテーションでした。ノウタスの代表取締役会長である髙橋明久氏が、大学や企業との共同研究について紹介しました。そこでのハイライトは、通年収穫技術や植物工場化の発表、桐蔭横浜大学とのペロブスカイト太陽電池の活用、九州大学とのトリコデルマ菌培養土を用いたぶどう栽培技術、さらにはAGRIST社とのAIぶどう収穫ロボットについての講演でした。

また、ノウタス取締役の村上信五氏と林ぶどう研究所の林慎吾氏による小粒で親しみやすい「パープルM」のプロトタイプ発表も行われ、これに期待が寄せられました。

さらに、著名なファッションデザイナーであるコシノジュンコ氏がノウタス監修の「Mr. JUNKO WORK WEAR」という新しい農作業着の紹介をビデオメッセージで行い、農業とファッションの融合について触れました。

商品コラボレーションの面白さ

「ぶどうEXPO」では、各企業とのコラボレーションによる新商品も発表されました。例えば、雫ジャパンの提供する紫ワインは抗酸化作用を持つバタフライピーを用いたオーガニックワインで、これから予約販売が始まります。他にも、規格外のぶどうを使った特製スイーツやバウムクーヘン、さらにはぶどうの果汁を用いた琥珀糖の発表もあり、各社がクリエイティビティを発揮していく様子が見受けられます。

特に、間引きぶどうを有効活用した「ぶどう粒のステーキソース」は、フードロス削減に寄与しつつも肉料理を一層引き立てる味わい深いソースとして注目を集めています。

来場者体験と未来への期待

会場には、特別スタンプが常設され、訪れた方々は楽しさいっぱいに「ノウタス」の公式SNSでその体験をシェアすることができます。これにより、農業への興味をより多くの人々に広めていく姿勢が強調されていました。

「ノウタスぶどうEXPO」は、ただのイベントではなく、農業を次のステージに押し上げるための重要なステップとして位置付けられています。農業の楽しさや豊かさを再定義し、新たなつながりを生むための一助となることでしょう。本イベントを通じて、より多くの人々が農業に親しみを持ち、関わっていくことを期待しています。ノウタスの「Win-WinよりもFun-Fun」という理念を感じながら、新しい農業の未来を共に築いていく仲間が増えていくことを願っています。