ICTによる業務改善
2018-12-18 10:00:42
渋谷区、ICT活用で保育士の業務改善を実現する取り組み
渋谷区、ICTで保育士業務を効率化
渋谷区が取り組む保育士業務のICT化が、区立保育園や幼保一元化施設で始まりました。この施策の目的は明確で、保育士の業務を効率化し、より質の高い保育を実現することです。
待機児童削減と保育の質向上
渋谷区では、平成31年以降に9つの新しい保育園を開設するなど、待機児童の削減に成功しています。しかし、単に受け皿を増やすだけでなく、「保育の質」を向上させるためにも抜かりなく手を打っています。近年、保育課は定期的に研修や園巡回を行い、保育士のスキル向上に力を入れています。
このような背景の中、コドモンが導入されました。このシステムを使うことで、保育士の業務負担が大幅に軽減されます。特に、園内での帳票作成や保護者との連絡にかかる時間が削減され、保育士は子どもとのふれあいや質の向上に向けた時間を確保できます。
コドモン導入による具体的な効果
コドモンの導入により改善される点は多岐にわたります。例えば、園児の健康状態や食事情報を一元管理できるため、保護者への情報連携もスムーズです。さらに、ビッグデータを駆使することで、園児それぞれに最適な保育を将来的に提供する可能性も開けます。
ICカードによる登降園管理
登降園管理の方法も大幅に改善され、ICカードを用いたワンタッチ管理が実現しました。これまで手書きでの記録が必要だった登降園の情報が、ICカード一つで完結します。また、保護者が園児の欠席を通知する際も、専用アプリで手軽に行えるようになります。これにより、より迅速に情報を共有できます。
指導計画のデジタル化
さらに、指導計画の作成も効率化されています。既存の書式を保ちながら、3,000以上の文例から参考にして入力することが可能になりました。過去の指導案は蓄積され、質が向上する基盤が整えられています。
ペーパーレス化の推進
保育士と保護者を繋ぐ連絡帳機能も充実しており、テキストだけでなく写真を通じて子どもの様子を共有できます。また、書類のやり取りがアプリを通じてペーパーレスの仕組みが進んでいます。
未来の保育への期待
「CoDMON」は、保育士や園長が日常の業務から解放され、重要な時間を子どもたちと過ごすことをサポートするシステムです。単なる業務支援だけでなく、未来の保育環境の質の向上にも寄与するでしょう。保護者にとっても利便性が向上し、みんなが幸せになる環境を提供する。この取り組みにより、渋谷区の保育が新たなステージへと向かうことを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社コドモン
- 住所
- 東京都港区三田3丁目1-4Net1. 三田ビル4F
- 電話番号
-
03-6459-4318