産交バスが新たに発表した「高千穂アクセス券」の詳細
2025年10月11日、産交バスは阿蘇エリアと高千穂を結ぶ新しいデジタルチケット「高千穂アクセス券」の販売を開始します。このチケットは、阿蘇・南阿蘇地域を1日中楽しめる公共交通機関を連携させた「MaaSチケット」として位置づけられています。
「あそ旅のレールバス」とは?
従来の「MaaSチケット」として展開される「あそ旅のレールバス」は、2023年7月15日に販売が開始され、累計1,700枚を超える人気を誇っています。このチケットは、熊本県の阿蘇地域を走る南阿蘇鉄道やJR九州産交バスの特定路線で、24時間乗り放題で利用できる画期的なサービスです。
スマートフォンアプリ「my route」を使って購入できるデジタルチケットの特徴には、紙の切符と異なり、アプリで簡単に乗車できる点が挙げられます。これにより、旅行者は手軽に移動でき、旅行のストレスを軽減します。
便利なチケットの種類と特典
新チケットにはいくつかの券種があり、旅行者の目的に合わせて選択可能です。
- - あそ旅のレールバス + 高千穂アクセス券(片道):4,700円
- - あそ旅のレールバス + 高千穂アクセス券(往復):6,200円
- - みなみあそ旅のレールバス + 高千穂アクセス券(片道):3,500円
- - みなみあそ旅のレールバス + 高千穂アクセス券(往復):5,000円
また、これらのチケットを提示することで、提携している観光施設や店舗で割引などの特典を利用することができます。日帰り旅行や長期滞在をする際には非常に便利なサービスです。
アクセスの便利さとチケットの使い方
「高千穂アクセス券」は、阿蘇エリア内のみならず、熊本市内と阿蘇・南阿蘇エリアを結ぶ新たな動きとして、ますます多くの観光客を呼び寄せることが期待されています。これにより、観光地へのアクセスが向上し、地域経済への貢献も見込まれています。
チケット購入方法
チケットはスマートフォンアプリ「my route」内でのみ販売され、駅窓口では購入できません。これにより、ユーザーは簡単かつ迅速に購入手続きを行うことができます。アプリのダウンロード後、会員登録を行い、オンライン決済を選択して手続きを進めます。
MaaSの取り組みを支える九州MaaS協議会
この新しい取り組みは、一般社団法人九州MaaS協議会が推進しているものであり、公共交通の利便性向上を目的としています。協議会には112の会員が登録されており、九州地域の経済発展と公共交通の利用促進を図ることを目的としています。
今後も、九州MaaS協議会は様々な施策を展開し、より便利で魅力的な公共交通の提供を目指していくでしょう。旅行者にとっては、阿蘇・南阿蘇地域を訪れる際のアクセス手段が大きく向上します。
ぜひ、今後の発展に期待が高まる「高千穂アクセス券」を利用して、美しい自然と文化の中で楽しい旅を体験してみてはいかがでしょうか。