阿波おどりを楽しみながら守る安全
阿波おどりをより楽しめるよう設計された新しいアプリ「踊り連おっかけ+(プラス)」が、今年の阿波おどりに向けてスタートします。このアプリは、来場者が好きな踊り連や有名な踊り連の現在位置をリアルタイムで確認でき、会場の案内やトイレの位置など有益な情報を提供する機能を備えています。これにより、観覧者はより効率的に様々な踊り連を訪れることが可能となり、阿波おどりの楽しみ方が広がります。
さらに、このアプリには大きな防災機能も付随しており、万が一大規模な地震が発生した際、公共通信インフラがダウンしたとしてもオフラインで利用可能です。「津波避難モード」に切り替えることで、現在地を基に近くの避難ビルや指定された避難所、安全な避難ルートを地図上で確認できます。このように、平常時にはイベントを楽しむため、災害時には命を守るためのツールとして機能します。アプリの運用開始は、2023年8月5日頃を予定しています。
避難誘導ドローンの導入
今年度の取り組みには、避難誘導ドローンの運用も含まれています。大規模な災害が発生した際には、広範囲にわたって来場者に迅速に避難情報を伝えることが必要です。このドローンは上空から音声で避難開始や津波情報を発信するアナウンス機能に加え、搭載されたカメラで現地の状況を撮影し、その映像を徳島市危機管理センターへリアルタイムで送信します。これにより、災害時の状況を迅速に把握しながら、適切な避難誘導が可能となります。
ドローンは危機管理センターを拠点に待機し、災害発生時にはすぐに離陸できる体制を整えています。地震が発生し、大津波警報が出されてから約20分間は、新町川上空を飛行し、避難を促すメッセージを流します。その後、地上のスタッフも避難を開始する際に、ドローンは飛行範囲を拡大し、より多くの人々に避難情報を届け続けます。今年からは津波のheightや到達予想時刻など、最新の情報をリアルタイムで音声放送する計画も進めています。
高精度な飛行技術
また、ドローン運用にあたっては、日本のGPSシステム「みちびき」を活用し、高精度の飛行が可能です。この技術により、ビルや電線など障害物が多い都市部でも安全に飛行し、正確な避難広報を行うことが期待されています。
「楽しさ」と「安心」を兼ね備えた阿波おどり
阿波おどりは多くの観客を集める日本でも有数のイベントであり、イベントの成功には参加者の安全が不可欠です。「踊り連おっかけ+」アプリの情報提供機能と、避難誘導ドローンの情報伝達機能を組み合わせることで、通常時にはイベントをより楽しめる環境を提供し、災害時には来場者の命を守るための防災インフラとして機能することを目指しています。
阿波おどり未来へつなぐ実行委員会は、デジタル技術と防災の融合により、安全・安心な阿波おどりの実現に向けて取り組んでいきます。
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