医療通訳の未来を探るセミナー開催
2025年8月7日、医療業界における重要なセミナー「医療通訳最前線」がオンラインで開催されます。このイベントは、一般社団法人日本翻訳連盟(JTF)が主催し、メディフォン株式会社の代表取締役CEOである澤田真弓が登壇します。
セミナーの背景
訪日外国人や在留外国人が増加する中で、日本の医療機関における多言語対応の必要性がますます高まっています。令和6年6月末時点で、日本には358万8,956人の在留外国人が存在し、前年から5.1%の増加を見せています。また、2024年の訪日外国人旅行者数は36,869,900人で、コロナ前の2019年と比較して115.6%回復しています。これにより、医療機関での外国人患者の受け入れが急務であり、医療通訳の重要性が増しています。
厚生労働省による実態調査では、全国335の二次医療圏の86.6%が何らかの通訳・多言語対応体制を確立していますが、依然として約13%の医療圏では支援体制が未整備です。このような現状を受けて、本セミナーでは医療通訳が直面している課題や、どのように解決していくかについて具体的な提案がなされる予定です。
講演内容
澤田真弓が講演する内容は以下の通りです。
1.
外国人患者受け入れにおける課題
医療機関が抱える課題や、外国人患者をスムーズに受け入れるための体制について語ります。
2.
医療通訳の種類と活用方法
医療通訳の多様性について説明し、どのように活用することができるのか具体的な事例を交えます。
3.
医療通訳者に求められること
通訳者に求められる専門性やスキルセットについて詳しく解説します。
セミナー概要
- - イベント名: 医療通訳最前線
- - 開催日時: 2025年8月7日(木)14:00~16:00
- - 開催形式: Zoomウェビナー
- - 主催: 一般社団法人日本翻訳連盟(JTF)
- - 講演者: 澤田 真弓(メディフォン株式会社 代表取締役 CEO)
- - 対象: 翻訳者、翻訳会社関係者、クライアント企業・団体、中央官庁・自治体、学生等
- - 定員: 200名(先着順)
- - 参加費: JTF会員: 2,750円(税込) / 一般: 5,500円(税込)
- - 申込締切: 2025年7月31日(木)18時まで
- - セミナーページ: JTFセミナー情報
講演者プロフィール
澤田真弓は、東京外国語大学を卒業後、北京とロンドンでの留学を経ると、グーグルでいくつかの経験を積み2014年にメディフォン株式会社を設立しました。彼の企業は医療機関向けの外国人患者受け入れ支援サービスとして高い評価を受けています。
彼は「新しい多様な社会のための医療インフラをつくる」というミッションを掲げており、88,000以上の医療機関や企業への導入実績があります。また、2022年には「日本サービス大賞 優秀賞」を受賞しています。
まとめ
急増する外国人患者に対応するためには、医療通訳の役割が重要です。本セミナーを通じて、医療通訳の現状や今後の展望を学び、業界における知見を深めていくことが期待されます。