JAしみずが月極駐車場オンライン管理サービスを導入
静岡県静岡市に本社を構えるJAしみず(清水農業協同組合)は、株式会社ハッチ・ワークの月極駐車場オンライン管理支援サービス「アットパーキングクラウド」を導入しました。これにより、約2,000台の駐車場管理が効率化され、利用者にとっての利便性が大幅に向上します。
スマホで簡単に契約可能になった月極駐車場
従来、JAしみずが管理していた駐車場の契約手続きでは、現地での看板を見た利用者が、電話やメールで問い合わせを行い、書面での署名や押印、さらに郵送といった手続きを経る必要がありました。このプロセスは時に手間がかかることから、業務負担の軽減が課題とされていました。
新たに導入されたアットパーキングクラウドでは、利用者が月極駐車場の空き情報や料金を、自宅や外出先でもスマートフォンから確認でき、最短30分で申込から契約まですべてオンラインで行えるようになりました。具体的には、現地の募集看板に付けられたQRコードをスマートフォンで読み込み、空きがあればすぐに申し込むことが可能です。また、満車の場合でも空き待ち予約ができるなど、利便性が大幅に向上しました。
駐車場管理のデジタルトランスフォーメーション(DX)
ハッチ・ワークは、JAしみずと連携し、デジタルトランスフォーメーションを進めています。アットパーキングクラウドは、月極駐車場の管理業務を最大で95%削減できるというシミュレーション結果があり、業務の効率化だけでなく、集客力の向上にも寄与します。
このサービスは、業界を代表する月極駐車場検索サイト「アットパーキング」や、「at home」、「LIFULL HOME'S」といった大手不動産情報サイトで同時に広告をだし、露出を増やすことで駐車場の稼働率を上げる仕組みとなっています。特に、オンライン契約や予約サービスを通じて、業務自動化を実現。加えて、このサービスは100%立替払いの滞納保証を提供し、業務から滞納督促が削減されるため、管理業務のさらなる効率化が可能です。
その上、アットパーキングクラウドには「アットパーキングウィークリー」という新機能も搭載。これは、短期利用による空き期間の収益化を目指すもので、管理会社が空き期間を自由に設定できるため、より柔軟な運用が実現されます。
アットパーキングクラウドの導入により、JAしみずの駐車場管理はこれまで以上にスムーズで便利になり、利用者にとっても快適な環境が整うことが期待されています。
まとめ
JAしみずの月極駐車場に、ハッチ・ワークのアットパーキングクラウドが導入されたことは、駐車場管理の進化を示す重要な一歩です。今後、このようなデジタル化が進むことで、管理業務の効率化と利用者の利便性が向上し、地域社会にも貢献できることが期待されます。