防災に配慮した新たな賃貸住宅が登場
最近、地震や台風、豪雨など自然災害が頻発する中、私たちの住宅選びも新たな視点が必要となっています。そうした背景の中、大東建託株式会社が新たに開発した「ぼ・く・ラボ賃貸 FEEL(フィール)」という防災配慮型賃貸住宅が、2025年5月15日から販売を開始します。この新しいモデルは、日常生活における防災意識を高めることを目的としており、まさに現代に求められる住宅の形といえるでしょう。
防災と暮らしを両立させた住宅
大東建託が手掛けるこの賃貸住宅は「防災と暮らし研究室『ぼ・く・ラボ』」のプロジェクトの一環として提案されました。これまでに「ぼ・く・ラボ賃貸 niimo」「ぼ・く・ラボ賃貸 yell」、そして来年1月には「ぼ・く・ラボ賃貸 DOMO」の販売も予定されており、すでに高い評価を得ています。今回の「FEEL」は、そのシリーズの第4弾となります。
この住宅が重視するのは「在宅避難」。耐震性においては、耐震等級3相当を達成しており、非常時にも安心して生活できる環境を提供します。さらに、普段の生活の中で非常時の備えを意識できるように、収納スペースが工夫されており、必要な物を常に管理しやすくなっています。
便利なオプション機能
「ぼ・く・ラボ賃貸 FEEL」では、オプションとして太陽光パネルと蓄電池の設置が可能です。この組み合わせにより、停電が発生した際でも携帯電話やラジオが充電できる非常用USBコンセントを各住戸に設置しておくことができます。普段から設置しておくことで、いざという時にも即座に利用でき、家庭内での安心感が大きく広がります。
環境にも配慮した設計
さらに、この賃貸住宅はZEHオリエンテッド標準を採用しており、省エネ性能も考慮されています。オプションで「DK-ZEH」や「DK-ZEHα」を選ぶことで、さらなるエコ性能を追求できます。これにより、環境に優しく、光熱費の削減にも貢献することが期待されています。
第1年目の販売目標は30棟と設定されており、需要の高い地域に約43.23㎡の1LDKおよび57.73㎡の2LDKといった間取りが用意されています。特に、南入の立地や広めのサンルームも設計に取り入れられており、魅力的な住環境を実現しています。
終わりに
大東建託は今後も、防災に配慮した賃貸住宅の開発・普及を積極的に進めていく方針です。どんな時でも安心して暮らすことができる住まいの提案は、今後の住宅業界にも影響を与えることでしょう。こうした新しいスタイルの賃貸住宅が、私たちの暮らしをより豊かにしてくれることを期待しています。