小児がん・AYA世代のためのレモネードスタンド助成募集
認定NPO法人キャンサーネットジャパンでは、小児がんやAYA世代を支援するための「レモネードスタンド助成」の募集を開始しました。この助成は、小児がん治療のさらなる進歩を目指したプロジェクトに対し提供されるもので、この活動は日本国内だけでなく、全世界に広がりを見せています。
レモネードスタンドの歴史
1996年、アメリカで始まった「レモネードスタンド」は、当時小児がんを患っていた少女が、自宅のガレージでレモネードを販売し収益をがん治療研究に寄付したことが起源です。この少女はわずか8歳で亡くなったものの、彼女の行動は全米に影響を与え、今では日本でも同様の活動が広がっています。
キャンサーネットジャパンは、2013年にレモネードスタンドジャパン事務局を設立し、様々な地域でのスタンド開催を促進するための運営マニュアルやWEBサイトの提供を行ってきました。募金は、小児がん治療の研究支援や、がんを経験した若者たちへのサポートに充てられます。
助成の概要
この助成金の目的は、小児がん治療成績の向上を図ることにあり、過去の助成実績を踏まえて、多くのプロジェクトが支援されています。助成対象は、日本国内の医療機関や教育・研究機関に属する医療関係者またはグループです。
募集条件
応募を希望するには、2026年夏予定のJapan Cancer Forumでの報告が可能であることが求められます。このフォーラムでは、助成を受けた団体がプロジェクトの進捗を発表し、参加者への報告が行われます。
助成金の詳細
- - 助成額: 総額400万円
- - 助成件数: 1~3団体
- - 助成期間: 2025年9月~2026年8月
選考は、キャンサーネットジャパンのスタッフや理事による投票によって行われます。また、進捗報告は書面で、成果発表はフォーラム内で行う必要があります。
応募方法とスケジュール
応募を希望する方は、エントリーシートをウェブサイトからダウンロードし記入の上、指定のメールアドレスへ送付してください。応募締切は2025年7月10日で、選考結果は同年7月31日までに通知されます。
これらの活動を通じて、レモネードスタンドは小児がん支援の大きなハブとなり、子供たちや市民が支援の輪を広げるきっかけとなることが期待されています。具体的な活動や実施方法は、今後もキャンサーネットジャパンの公式ウェブサイトを通じて案内されます。
まとめ
小児がん・AYA世代のための支援が広がる中、レモネードスタンドという活動がその一端を担っています。この助成プログラムを通じて、多くのプロジェクトが実を結び、若者たちがより良い未来を築く手助けとなることでしょう。皆さんの周りにも、ぜひこの取り組みを広めていきましょう。
お問い合わせは、キャンサーネットジャパンの「レモネードスタンドジャパン事務局」までどうぞ。詳細な情報は公式サイトにも掲載されています。