フクシマガリレイが再加熱カートをモデルチェンジ
フクシマガリレイ株式会社(本社:大阪市西淀川区、代表取締役社長:福島豪)は、同社の再加熱カートの新モデルを発表しました。このモデルは病院や福祉施設などの給食配膳業務に特化した製品で、料理を一定の温度で提供するための機器です。
再加熱カートとは
再加熱カートは、加熱調理された料理を急速冷却の後、チルド状態で盛り付け、そのままカートに投入できます。指定した時間に再加熱が行われ、温かい料理は熱い状態で、冷たい料理は冷たいままで適温に保たれます。これにより、配膳時の品質を確保しつつ、効率的に業務をこなすことができます。また、トレイメイク作業を事前に行うことができるため、平準化が実現し、従業員の負担軽減にも寄与します。
新モデルの主な特徴
今回の変更点として、まずタッチパネルがカラーに変更され、視認性と操作性が大幅に向上しました。特に熱風加熱式タイプでは、色のついたタッチパネルが導入されたことにより、操作が直感的に行えるようになっています。
更に、熱風加熱式タイプには「追っかけ再加熱機能」が追加されました。これは加熱開始時刻が近づくとアラームで知らせてくれるもので、食数の変化や投入を忘れることを防ぐために活用されます。一方で、蒸気加熱式タイプには新たに給水確認機能が追加され、安定した運用を支援します。
ターゲットと販売計画
再加熱カートの主なターゲットは、病院や福祉施設です。これらの施設では、患者や利用者に対して適切な温度で食事を提供することが重要であり、新モデルの導入によりそのニーズに的確に応えることが可能となります。新型再加熱カートは、2025年10月1日(水)からの発売を予定しており、年間500台の販売を目指しています。
代表的なスペック
再加熱カートシステムは26膳仕様の熱風加熱式タイプが代表製品です。オープン価格での提供がされており、外形寸法は幅1,000mm、奥行600mm、高さ1,999mmと手ごろなサイズ感です。性能面でも、冷却性能は20℃から2℃に40分以内で対応し、加熱の場合は2℃から100℃に25分以内と迅速です。消費電力は冷却時で1,077Wから1,237W、加熱時は9,764Wから10,576Wと、しっかりとした性能を持っています。
企業概要
フクシマガリレイ株式会社は、業務用冷凍冷蔵庫やショーケース、厨房総合システムなど幅広い製品群を展開しています。資本金は2億円で、冷凍機応用機器の製造・販売・メンテナンスを行い、高い技術力を誇ります。詳しい情報は
こちらの公式サイトでご確認ください。
このように、新しい再加熱カートの導入は、今後の給食業務の効率化に大きく貢献することでしょう。