夏の特別イベント「デジファブパーク」
今年の夏、子どもたちの創造力を引き出すイベント「デジファブパーク」が開催されています。この展示は、デジタルファブリケーション技術を生命にあふれる形で体験できる貴重な機会です。2022年9月4日までの期間限定で、最新のものづくりを体験できるさまざまなアトラクションが揃います。
デジタルファブリケーションとは?
「デジファブ」とは、デジタルファブリケーションの略で、コンピューターを使用してデザインしたデータを元に、物を作り出す技術のことを指します。特に3Dプリンターやレーザーカッターが代表的な機材として知られています。この技術が進化することで、将来的には子どもたちの周囲に自然に溶け込むことでしょう。
みんなでつくるデジファブタウン
会場に入ると、まず目に飛び込んでくるのが木製の巨大な山々。これは大型CNCルーターShopBotを使って切り出したパーツで構成されています。それぞれの参加者が3Dプリンターで作ったブロックを使って、自分だけの建物を自由に立てることができるエリアも用意されています。また、タウン内には電車が走り、その映像が会場のモニターに映し出されます。自らが作り出した景色を楽しむことができるのも、このイベントの醍醐味です。
3Dプリンターファクトリー
次に向かうのは、3Dプリンターファクトリーです。ここでは、展示中四六時中稼働している4台の3Dプリンターを見ることができます。特に印象的なのは、私たちが遠隔操作することによって実際にプリントの様子を見られる仕組みです。安全性にも配慮された設計で、私たちの手元からこれらのプリンターを管理しています。ファクトリーでは、「39ブロック」と名付けられた独自パーツが製作されており、参加者はそのプロセスを間近で観察できます。
デジファブの森を探検しよう
デジファブ機器を駆使して作られた森林エリアでは、ボールを転がして遊ぶことができます。ゴールには、レインボーフィラメントを使った大きな虹色の木があり、ボールが当たると鈴の音が響きます。この遊びを通じて、デジファブに対する興味を喚起することが目的です。
3Dプリンターの仕組みを理解する
さらに、来場者が直接3Dプリンターの仕組みを体験できるコーナーもあります。立体モデルをパズルのように積み重ねていくことで、実際に3Dプリントしたものと同様の形を作り上げることができます。さまざまな難易度のパズルが用意されており、挑戦してみる価値があります。
レーザー加工機でお絵描き体験
展示会場の中には、レーザー加工機も設置されています。来場者は自分の描いた絵をスキャンして、オリジナルのカードをその場で作成できるのです。この革新的なお絵描き体験を通じて、デジファブの楽しさを体感できます。
デジファブでの未来の可能性
最後には、デジファブに関連した製品の展示があり、どのような実例が存在するのかを学ぶことができます。当社で過去に製造したプロダクトや、企業、アーティストから借りた作品などが多数展示されています。デジファブの技術がどのように私たちの生活に影響を与え、未来を創造するのかを感じられる場所です。
お問い合わせ先
「デジファブパーク」は、株式会社デジタルファブリケーション協会の企画・制作によるもので、イベントへの問い合わせは以下の通りです。
この夏、デジファブパークで未来のものづくりに触れてみるのはいかがでしょうか?