スマホ販売動向
2024-09-05 17:22:22

2024年上半期スマートフォン販売は低価格帯が好調、今後の見通しを探る

世界のスマートフォン販売動向と今後の見通し



GfK/NIQ Japanは、2024年4月から6月にかけての世界におけるスマートフォン販売動向を発表しました。このレポートは、約60カ国の小売店の販売実績データを集計し、市場規模を推計した内容です。

スマートフォン販売数量の現状



2024年の第二四半期、すなわち4月から6月にかけてのスマートフォン販売数量は、前年同期比で4%の増加を記録しました。これは、1月から3月の期間に続くプラス成長であり、特に低価格帯の製品が大きく貢献しています。新興市場が大きく回復したことが、このプラス成長の要因となりました。

価格帯別のトレンド



販売数量は価格帯によって異なります。特に、低価格帯(USD 250以下)の製品が販売数量の増加を引っ張っています。さらに、先進国においてもこの価格帯の伸びが顕著でした。一方で、中価格帯(USD 250-500)は減少傾向にあり、依然として多くの地域でマイナス成長が続いています。また、高価格帯(USD 500以上)の販売も全体的には弱いものの、前年同期比ではプラスの成長を示しています。

特に USD 800以上のプレミアム製品は、折りたたみ型やAI機能を搭載した革新的な商品が増加しており、これらが市場での注目を集めています。これに対し、中価格帯は競争が激化しており、大きな変化が求められる状況にあります。

2024年後半の見通し



2024年の後半は、前年に比べて下落幅の縮小が予想されますが、前年比の増加幅は鈍化する見方が主流です。年間を通しての販売数量は微増にとどまる見通しであり、物価上昇の緩和や消費回復が期待されています。

しかし、2024年に大きく伸びた新興市場では、反動として伸び率が厳しくなる可能性があるため、慎重な見方が必要です。そのため、2025年のスマートフォン販売数量は2024年並みの水準で推移する見込みです。

まとめ



2024年上半期は低価格帯のスマートフォンが牽引する形で市場が成長しています。一方で、中価格帯の厳しい状況と高価格帯のプレミアム商品の人気が、全体の動向に影響を与えています。今後の市場は、新興市場の動向や消費者のニーズへの対応が重要なカギとなるでしょう。


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