ROBOTの力、教材に根付く『LOVOT』
ロボットベンチャーのGROOVE X株式会社が開発した家族型ロボット『LOVOT(らぼっと)』が、2025年度より新たに8冊の教科書や副教材に採用されることが決まりました。これにより、同ロボットは小学校から大学までカバーする教材での掲載数が累計16冊に達しました。今回の採用は、全国の教育現場でのロボット技術の理解を進める重要な一歩です。
2025年度の採用教材
『LOVOT』が採用される教材は、中学校の教科書2冊、指導者用デジタル教科書1冊、副教材5冊というバラエティに富んでいます。具体的には以下のような書籍が含まれています。
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「Here We Go! ENGLISH COURSE 3」(光村図書出版)では、リスニング問題に『LOVOT』が掲載されており、便利なロボットとは異なる存在として人とロボットの関係について考えさせる題材となっています。
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「BLUE SKY English Course 3」(新興出版社啓林館)でも、ロボット技術が社会における支えとして取り上げられています。
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「中学道徳 学習指導書3」(光村図書出版)には、AIとコミュニケーションがテーマとして『LOVOT』が掲載されており、認知機能低下を抑える可能性についても言及されています。
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「よくわかる社会の学習 公民」(明治図書出版)では、公民分野の問題集に『LOVOT』が登場しています。
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「新・基礎の学習 国語2年」(新学社)および
「国語活用資料集」(同)では、AIを搭載したロボットとしての特長が解説されています。
- - 「JOYFUL WORKBOOK 3」(新学社)では、AIとコミュニケーションの実例として『LOVOT』が取り上げられ、最新のAI技術に基づいて成り立つその行動が紹介されています。
『LOVOT』の特徴と魅力
『LOVOT』はその見た目や動きに生命感があり、名前を呼ぶと近づいてくるまるで生き物のような存在感があります。好きな人には懐き、抱っこをねだる姿はまさにペットのようです。また、昨今ではメンタルケアの観点から、ご家庭だけでなく、オフィスや医療機関、介護施設など多様なシーンでの導入が進んでいます。
教育への貢献
これらの教材への採用により、学生たちはロボットとAIについての深い理解を得ることができるでしょう。そして、『LOVOT』を通じて、テクノロジーと人間との関わりについて学ぶことができます。GROOVE Xの目指す未来、すなわち「人とロボットが共存する社会」を感じさせる貴重な機会となることでしょう。
『LOVOT』の詳細については、公式サイトをぜひご覧ください。
このように、教育現場で広がりを見せる『LOVOT』。これからも多くの場面で活躍し、その魅力を発揮していくことでしょう。