2025年3月版ECサイト表示速度ランキング発表
デジタルビジネスの支援を行う株式会社ギャプライズが、2025年3月における国内ネット通販事業者のECサイト表示速度ランキングを発表しました。この調査は、通販新聞社が発表した第83回通販・通教売上高ランキングに基づき、月間トラフィックが10万以上の日本国内サイト274社を対象に実施されました。
調査の概要
調査は、Google社のChrome ユーザー エクスペリエンス レポートの公式データを元に行われ、各サイトのLCP(最大コンテンツの描画)を比較しました。LCPは、ウェブページがロードされてから、主要なコンテンツが表示されるまでの時間を測定する指標であり、Googleが定めるCore Web Vitalsの一部です。
LCPの重要性
LCPの値が小さいほど、ユーザーはコンテンツを早く確認でき、より快適なサイト利用が可能です。Googleによると、LCPが2.5秒以内であることが望ましく、4秒を超える場合はユーザー体験が低下するとされています。また、前向きな改善事例として、ルノー社ではLCPを1秒未満に抑える成功例が挙げられています。
トップ10サイトのパフォーマンス
今回の調査では、トップ10のECサイトは全てLCPが1.1秒以下という優れた成果を収めています。特に「あみあみオンラインショップ」が頭角を現し、資生堂パーラーやROYCE’なども表示速度で他を圧倒しています。調査対象の274サイトのうち、約73.3%がLCPを2.5秒以内に収めており、多くのサイトが表示速度の向上に取り組んでいることが示されました。興味深いことに、Amazonよりも速いとされる国内サイトは85社存在しています。
Core Web Vitalsの新指標INP
新たに注目されるべき指標、INP(Interaction to Next Paint)では、「ディーライズ」が首位を獲得しました。この指標は、ユーザー操作に対するウェブページの応答性を測ります。LCPとINPを組み合わせて分析することで、サイトの総合的なパフォーマンスを評価することが可能となります。つまり、企業が自サイトのパフォーマンスを改善しようとする際は、LCPとINPを考慮したアプローチが重要です。
企業の取り組み
各企業のスコア改善に向けた取り組みとしては、JavaScriptの実行最適化やイベントハンドラーの効率化などが挙げられます。特にLCPやINPの継続的な改善は、技術革新を伴うものであり、その重要性が明らかになっています。
さらなる情報提供
274位までのサイトのデータや改善事例については、ギャプライズの媒体「MarTechLab」で詳しく公開されています。そして、同社ではさまざまなウェブサイトのスピード改善サービスを提供しており、興味のある方はぜひお問い合わせを検討してみてください。
株式会社ギャプライズについて
ギャプライズは、2012年以来、革新的なテクノロジーの採用を通じて、SaaS市場において独自の地位を築いてきました。2023年のGoogleオプティマイズサービス終了に伴い、ABテストツールを国内で唯一取り扱い、新たにスピード改善ツールを展開します。オンライン集客やコンテンツ管理、プロジェクト管理といった幅広い分野でクライアントの問題解決に貢献し、ビジネス成長をサポートしています。
社名 : 株式会社ギャプライズ
設⽴ : 2005年1⽉27⽇
代表者: 代表取締役CEO 甲斐 亮之
資本⾦: 2,000万円
所在地: 東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE WeWork 11F
コーポレートサイト:
https://www.gaprise.com/