商船三井CVCのPyxis社への出資決定
商船三井のグループ企業である株式会社MOL PLUS(代表:阪本 拓也、本社:東京都港区)は、小型EV船舶の開発を手がけるシンガポールのスタートアップ、Pyxis Maritime Pte. Ltd.(代表:Tommy Phun、本社:シンガポール)への出資を決定しました。Pyxisは、持続可能な海運の未来を目指し、環境に優しい海事EV化技術を推進しています。
小型EV船舶とチャージングスポット事業の意義
シンガポール政府は、2050年までにネットゼロを達成する目標を掲げており、2030年以降の新造港湾航行船は環境に配慮した100%バイオディーゼルや水素燃料の使用が義務付けられます。こうした背景の中で、MOL PLUSはPyxisとの提携により、EV船舶と充電インフラの社会実装を進めていく方針です。
この出資を通じて、MOL PLUSはPyxisの事業発展を支援することを目的としています。また、商船三井グループ内外での協業機会を見出し、資源を最大限に活用することで、双方にとって有益な関係を築いていくことを期待しています。
基本合意の締結
MOL PLUSとPyxisは、2025年に向けて小型EV船舶の導入と普及を推進するための基本合意書(HoA)を締結しました。この合意に基づき、両社は新たな事業モデルを確立し、将来的には合弁会社の設立も視野に入れて検討を進めます。
HoA署名式には多くの関係者が出席し、新たな時代の海運業界におけるクリーン技術の重要性が強調されました。参加者たちは、持続可能な交通手段の必要性を認識し、環境と経済の両立を実現する意義について語り合いました。
Pyxis社の特徴と技術
Pyxisは、未来の海事環境を創造することをミッションに掲げる企業です。特に小型EV船舶は、商業利用を想定した完全電動式の設計となっており、運行時のガス排出量を大幅に削減します。この船舶は、低騒音で操縦性が高く、信頼性と乗組員の安全性も重視されています。さらに、急速充電インフラを活用して、効率的な運航を実現するよう最適化されています。
また、Pyxis Rという内陸用の客船も開発しており、静音運航や乗客の快適性を重視した設計が特徴です。この船舶は太陽光発電機能を搭載しており、都市部における公共交通のクリーン化に寄与すると期待されます。
未来への展望
MOL PLUSは、今後もスタートアップ企業が持つ革新的なアイデアと商船三井グループの豊富なリソースを結集し、新たなビジネスチャンスを生み出していく方針です。「海運業と社会に新しい価値をプラスする」ことをコンセプトに、持続可能で革新的な海運業の未来を共に築くための取り組みを加速していくことでしょう。
Pyxis社の全貌や事業内容については、同社の公式ウェブサイト(
https://www.thepyxis.co/)を訪れることで確認できます。今後の彼らの活動から目が離せません。