板橋区役所にデフリンピックキャラバンカーがやってきた!
2023年10月30日、板橋区役所に特別な訪問者が到着しました。それは、「東京2025デフリンピックキャラバンカー」です。このイベントは、デフリンピックの開催に向けた機運の醸成と、障がい者スポーツへの理解を促すために行われました。
デフリンピックは、聴覚障がい者のための国際的なスポーツイベントであり、1924年に始まり今年で100周年を迎えます。特に2025年は、日本で初めて開催されることから、その重要性は増しています。この日、板橋区役所では、デフリンピック出場を控える選手4名とともに、キャラバンカーが大きな歓迎を受けました。
板橋区区長からの暖かいメッセージ
坂本健区長は、手話で自己紹介をし、デフリンピックの意義や開催概要を説明しました。彼は、デフリンピックの招致に尽力した東京都聴覚障害者連盟と板橋区聴覚障害者協会の皆さんに感謝の意を表し、「出場選手の皆様のご活躍を、心より祈っています」とエールを送りました。その温かい言葉に選手たちも笑顔を見せました。
選手たちの紹介
キャラバンカーに同行したのは、日々努力を重ねている選手たちです。具体的には、十種競技の堀口昂誉選手、100メートル走と400メートルリレーの坂田翔悟選手、ボウリングの石井和一選手と金城祥子選手の4名です。それぞれの競技での活躍が期待されています。
聴覚障害者連盟の応援呼びかけ
東京都聴覚障害者連盟の越智大輔事務局長も出席し、手話を交えながら「板橋区から東京都へ働きかけたことで、東京でデフリンピックが開催できることになりました。ぜひ応援のサインエールに参加してください」と呼びかけました。出迎えた方々は、手のひらを上にあげて手話の拍手を送ることで、大会開催への喜びを分かち合いました。
引き続きデフリンピックに向けた取り組み
板橋区では、11月17日から28日まで「くらしとともに知るデフリンピック-板橋区オリジナル展示-」を区役所本庁舎で開催することも決定しています。これを通じて、デフリンピックへの理解を深め、地域全体での応援体制を強化していく方針です。
このキャラバンカーの訪問は、障がい者スポーツを応援する一環として、多くの市民にその重要性を再認識させる貴重な機会となりました。今後も板橋区がデフリンピック開催に向け、一丸となって取り組みを続けていくことに期待が寄せられています。