ティアフォー、NEDOと連携し自動運転サービスの実現に向けて新プロジェクト始動

ティアフォーとNEDOが手を組む新たな取り組み

ティアフォーは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）が実施する「デジタルライフライン整備事業」に採択され、自動運転サービスを支える道路インフラやデータ連携システムの開発に取り組むことになりました。自動運転の民主化をビジョンに掲げるティアフォーは、今回のプロジェクトによって一般道における自動運転サービスの可用性と効率性を向上させることを目指しています。

事業の背景と目的

日本の社会は現在、人口減少や高齢化による公共交通機関の維持困難や、物流関連の課題に直面しています。これらの問題を解決するため、ティアフォーはデジタル技術を駆使して、「デジタルライフライン」の構築を目指します。この事業は、安全で持続可能な生活基盤の早期実現に寄与することを目的としています。

ティアフォーのアプローチ

ティアフォーは、「Autoware」というオープンソースの自動運転ソフトウェアの開発をリードしており、このソフトウェアを基にした様々なプロジェクトを推進しています。本研究開発では、これまでの経験と知見を活かし、Vehicle-to-Network（V2N）通信を利用して、自動運転車両の独立した自律走行を補完する「サービス支援道」の実現を目指します。

主な実施内容

1. 遠隔監視による運行モデルの確立：遠隔からの監視および支援を行うことで、複数のバスの運行を効率的に管理します。
2. 路側インフラとの協調：自動運転サービスの可用性向上を図るため、路側のインフラと連携を強化します。
3. 地域公共交通の持続可能性：地域住民のニーズに応じた公共交通サービスを確保し、持続可能な社会を実現します。

ティアフォーは、今後もNEDOをはじめとする産官学のパートナーと協力しながら、プロジェクトを進めていく方針です。日本全国における持続可能なモビリティ社会の実現に向け、より一層の貢献を計画しています。

ティアフォーの企業情報

ティアフォー株式会社は、東京都品川区に本社を構え、2015年12月に設立されました。主な業務には、自動運転プラットフォームの開発や自動運転システムの社会実装を含み、各種サービスの提供を通じて市場のニーズに応えています。オープンソースの「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームを自社製品として展開し、パートナーと共に自動運転の新しいエコシステムの構築を目指しています。

ティアフォーは、自動運転技術がもたらす利便性と安全性を広め、より良い社会の実現に向けて邁進しています。自動運転の未来をともに描くため、多くの人々がこのプロジェクトに期待を寄せています。