#東京都 #品川区 #日本総合研究所 #未来社会 #社会的価値

日本総合研究所が未来を見据えた社会価値の研究報告を発表

株式会社日本総合研究所（以下、日本総研）は、2024年度の活動の進捗として「未来社会価値研究所報 2024-25」を発表しました。この報告書は、2050年頃の日本社会における価値観の変容や新たな社会的価値についての洞察を提供するもので、未来を担う世代の研究者が中心となり、多様な視点からの提言がまとめられています。

未来の社会的価値を探求する意味

報告書の冒頭では、持続可能性への脅威と社会全体の価値観の変化が急激に進行していることが指摘されています。従来の常識が覆され、新たな「社会的な価値」が求められる未来像を描くことが重要であり、そのための研究が進められています。2050年の日本を見据え、社会の価値観がどのように変わるのかを探ることは、次世代のために有益な情報や資源を提供するための基盤を築くためです。

報告書の概要

報告書は、企業価値評価2.0というプロジェクトを中心に、次のような内容が提供されます:

1. 覆される常識と社会価値再構築の意義
価値観の変化が社会に与える影響を考察し、異なる価値観の連関性を可視化する重要性が論じられています。具体例として「フリーランス新法」や「地方公共交通」が取り上げられています。

2. 企業価値評価の新しい枠組み
財務資本以外の要素に重きを置いた社会的な企業価値評価の必要性を問い直し、複数の新たな課題を提起しています。

3. 倫理資本主義社会の提唱
新しい資本主義の形を考え、倫理的な行動がどのように企業価値評価と関連するのか、具体的な条件を検討しています。

4. コンプライアンス経営の変革
ルールベースから原理原則ベースへの移行が進む中で、新たな企業価値維持のための戦略について深堀りしていきます。

5. 多元的な企業価値評価の重要性
環境や社会への影響を重視する金融資本家の存在が、企業の社会的価値創造に寄与する重要な要素となります。

6. 地方議会の役割再定義
地方議員への期待と実際の役割を私たちは再確認し、地域の活性化にはどのような貢献をすべきなのかを考えます。

未来社会価値研究所とは

未来社会価値研究所は、2030年から2050年を見据え、次世代が直面する課題を解決するための知見と技術を追求する社内組織です。この活動は、日本総研のみならず、SMBCグループとの協働や、他の企業や組織との連携も視野に入れています。目指すは、次世代に向けて持続可能な価値を共創していくリーディングカンパニーの実現です。