宿泊施設向けAIチャットボットの新機能で直販強化へ!
株式会社アクティバリューズ(本社:東京都渋谷区)は、ホテルや旅館向けの多言語AIチャットボット「talkappi CHATBOT」に、宿泊公式サイトの価格とOTAの価格を比較表示する新機能を追加した。この機能は、宿泊施設のサイトに訪問したユーザーが他の旅行サイトではなく、自社の公式サイトから予約する意欲を高めるために作られたものである。
新機能の基本概念
この新機能では、チャットボットが表示する吹き出し内に「最安値は公式サイト!」と強調して示される。このことにより、宿泊を希望するユーザーに対して自社予約が最もコストパフォーマンスが良いと直感的に感じさせることができる。これにより、予約数の増加と直販比率の向上が期待されている。
自動比較機能
新機能は、主要OTA(オンライントラベルエージェンシー)と自社の直販価格を自動で比較し、画面上に掲示する。これにより、ユーザーは手間なく最安値情報を確認できる。
幅広い施設への対応
talkappi CHATBOTは特定の予約エンジンに依存せず、最広義の予約エンジンと連携できる。このことで、既存のシステムを変更することなく、さまざまな施設での導入を容易にする。
完全自動化された料金比較
旅行業務の負担を減少させるため、任意の宿泊プランに関して料金比較を自動で行える仕組みも整っている。価格の取得と表示も自動化されるため、ユーザーは労力をかけずに最安料金を見つけられる。
自社価格が一般的に高い場合
万が一、宿泊施設の自社価格がOTA価格より高い場合には、その比較結果は自動的に非表示となるため、安心して利用し続けることができる。これによって、施設側も価格設定に対する不安を軽減できる。
今回は、この新機能の導入がどのように宿泊施設の競争力を高めるのか、具体的な調査結果も交えて解説していく。
公式サイト最安値の訴求が変える旅行者の選択
株式会社宿泊予約経営研究所によると、OTAでの予約を行うユーザーのほぼ全員が宿泊施設の公式サイトを閲覧しているとのこと。この事実を受け、公式サイトが最安値であることを明確に伝えることで、自社から予約を行うチャンスをつかむことができる。
talkappi CHATBOTは、これまで自社予約ページへのバナー誘導や予約エンジンとの連携によってチャットでの予約案内を行ってきた。新たに追加された料金比較機能によって、視覚的な情報提供が可能になり、「直販=ベストレート」というメッセージを強調できる。2025年5月30日現在、国内外の主要OTAと予約エンジンに対応しており、今後も順次拡大していく予定だ。
24時間体制でサポートするtalkappi CHATBOT
「talkappi CHATBOT」は、スタッフに代わって24時間365日、さまざまな言語でゲストに対応することができる。自動応答率は96%以上を誇り、英語や中国語、韓国語に対応した自然な翻訳を可能にしている。これにより、宿泊施設への問い合わせが減少し、業務の効率化が図れる。また、宿泊業界における人手不足の解消やインバウンドの対応強化にも寄与する。
幅広いニーズに応えるため、客室、駐車場、チェックイン手続き、観光案内など多岐にわたる情報も提供可能である。
talkappi全体のサービス概要
「talkappi」は宿泊施設や観光事業者向けに、問い合わせ対応から情報案内、予約・決済などをオールインワンで提供するクラウドサービスだ。現在、1,500以上の宿泊施設や各地の観光協会に導入され、観光・宿泊業界のDXを推進している。
新たに加わった宿泊料金の比較表示機能により、顧客のニーズに応えるだけでなく、予約獲得の経路の強化にも役立つと期待されている。