新たな食の拠点「遊牧亭」誕生へ
東京都小平市に、新しい飲食・物販複合拠点「遊牧亭」が2025年7月にオープン予定です。この拠点は、北海道十勝の放牧豚ブランド「遊ぶた(ASOBUTA)」を直販するだけでなく、料理人のチャレンジをサポートする場としても機能します。そして、現在クラウドファンディングが実施中で、開設資金を募っているのです。
「遊牧亭」が目指すもの
最近では環境意識の高まりと共に、食のトレーサビリティや生産者との直接のつながりが重要視されています。特にコロナ禍で外食需要が低下した際、多くの方が「生産者の情報を知りたい」と感じていることが浮き彫りになりました。これに応える形で「遊牧亭」は、都市部の食卓と十勝の生産者を直接つないでいく新しい流通モデルを提供することを目指しています。
クラウドファンディングの詳細
現在、 「遊牧亭」のクラウドファンディングが行われており、目標金額は250万円です。このお金は改装工事や厨房設備の費用に充てられます。支援者には、各リターンに応じた特典が用意されており、例えば2,000円の支援で遊ぶたのポストカードセットを入手できます。
「遊牧亭」の特徴
「遊牧亭」では、以下のような3つのチャレンジが融合します:
1.
放牧豚「遊ぶた」の直販
- 放牧、肥育にこだわった赤身肉をその場で味わい、購入できます。また、ソーセージなどの加工品も手に入ります。
- 冷蔵ショーケースには牧場の映像や飼料サンプルが展示されており、育て方について五感で理解できる工夫があります。
2.
キッチン付き間借りスペース
- 料理人が自らのメニューを開発できるスペースを提供。地域住民とともに、十勝産の食材を使った新たなメニュー創作に挑戦する機会が広がります。
- 遊牧舎が仕入れをサポートし、食品ロスを削減しつつ、仕入れのリスクも軽減します。
3.
農業情報発信拠点
- 環境負荷の低い農業の情報をパネル展示し、学校の授業や企業の研修を受け入れる計画も進行中です。また、生産者リレーイベントを毎月開催し、都市住民との対話を促進します。
未来のビジョン
クラウドファンディングで集まった資金をもとに、開設後、年間1,200人の来店を目指し、売上1,000万円を達成することを目標としています。さらに、2026年までに十勝の生産者と30人以上の取引拡大を見込み、「生産者が主役の直販モデル」を小平市から全国に広めていく意欲を見せています。
新たな食のストーリーを体験できる「遊牧亭」。今後の展開が楽しみです!