Workday、企業向けAIの未来を切り拓く新たな研究チームを発足
Workdayが新たにエンタープライズAI研究チームを結成
2026年8月19日、アメリカのWorkday Inc.が「Workday AI Research」という専門のAI研究チームを発足させたことを発表しました。このチームは、企業向けに提供する人事、財務、ITの領域で必要とされる高い信頼性と効率性を備えたエンタープライズAIの実現を目指しています。Workdayは、これまで企業がAIを導入する際に直面する様々な技術的課題に取り組む中で、AIエージェントの長期記憶や説明可能性、マルチエージェントのオーケストレーションなど、多岐にわたるテーマに焦点を当ててきました。
音声の選択的記憶とは?
この新しい研究チームは、AIエージェントがすべての情報を記憶するのではなく、特に必要な情報だけを選択して記憶できるかどうかを検証しました。その結果、AIエージェントは有用な情報を保持しつつ、古くなったり重複したりする不要な情報を効果的に除外できる新たなメモリの構造を開発しました。この研究によって得られたデータでは、従来の方法に比べて精度が12%向上し、メモリの品質も8%向上したという結果が報告されています。
複数エージェントの活用
さらに、複数のAIエージェントを用いることで、単一のエージェントよりも優れた意思決定ができる可能性も探求されています。実験では、異なる専門性を持ったエージェントが連携し、一つの複雑な業務を効率的に処理する方法が示され、精度が5.8%向上したことを確認しました。新たに宿された知見により、企業はAIに質の高い提案を求めるだけでなく、厳密なガードレールのもとで行動させることができるようになったのです。
記憶の忘却
興味深いことに、AIエージェントに「忘れるよう指示した場合」、その情報が完全に消去されるとは限らないことも明らかになりました。研究の結果、特定の情報を忘れさせた際には、約5回に1回、過去の要約からその情報が復元可能であるということが確認されました。これは、AIエージェントがメモリの削除処理において、より効果的かつ細心の注意が求められることを示しています。
今後の展望
Workday AI Researchは、AIに関する新たな研究成果を広め、次世代のAI研究者の育成に貢献すべく「Workday AI Research PhD Fellowship」を開始しました。これは、優秀な博士課程の学生を支援し、年間5万ドルの研究資金を提供するなど、さまざまな支援を行うプログラムです。このように、WorkdayはAI研究の深化と学術コミュニティとの連携を強化しながら、企業が直面する課題を解決していこうとしています。 Workdayの製品・テクノロジー担当プレジデントであるゲリット・カズマイヤ氏は、「AIエージェントが適切に機能することで、企業は新たな業務の効率化と透明性、信頼性を手に入れることができる」と強調しています。これからの企業向けAIの可能性を広げるWorkdayの取り組みに、ますます注目が集まります。
詳細はWorkdayの公式ウェブサイトのAI Researchページにてご覧ください。
会社情報
- 会社名
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ワークデイ株式会社
- 住所
- 東京都港区六本木六本木ヒルズ森タワー20階
- 電話番号
-
03-4572-1200