思い出を再体験できる
2025-12-26 14:30:23

AIと手ぶれ写真で記憶を新たに創出するアプリ「Feelingraph」登場!

思い出を「懐かしむ」、新たな体験を提案する「Feelingraph」



2025年12月26日、株式会社アラヤの「Visionary Lab」から新しいカメラアプリ「Feelingraph」が公開されます。このアプリは、今までの写真の楽しみ方を一新し、「見る」から「追体験する」へと進化した思い出の想起方法を提供します。アプリは、手ぶれ写真、環境音、そしてAI生成音楽を組み合わせることで、利用者に新たな感情体験をもたらします。

「Feelingraph」とは?


「Feelingraph」は、視覚情報を抑えた「手ぶれ写真」を用い、撮影した環境音とAIが生成した音楽を融合させ、ユーザーに独特な想起体験を与えます。視覚的に完璧ではなくとも、臨場感あふれる体験がこのアプリのコンセプトです。手ぶれ効果を加えることで、ユーザーはその瞬間をより深く感じ取ることができ、思い出を再構築する余白が生まれます。

新しい思い出の保存メディア


アプリには主に三つの特徴があります。まず、撮影された写真には自動的に手ぶれ効果が加わるため、完全には不明瞭ではないものの、認識する余地が残ります。この絶妙なバランスが、ユーザーに過去の記憶を想像的に補完させるのです。

次に、撮影時の環境音を記録する機能です。風の音や話し声など、視覚では捉えきれない「その場の空気感」を音として残すことで、記憶の多層的なトリガーになります。最後に、AI音楽生成技術が用いられた機能として、撮影した画像に基づいて、その場面にふさわしい音楽を自動的に生成します。この音楽と環境音が重なり合うことで、視覚だけでなく聴覚からも記憶が呼び起こされるのです。

「Feelingraph」が生まれた背景


写真には情緒が欠如しがちという問題意識が、「Feelingraph」の発展を促しました。高解像度な画像をそのまま眺めるだけでは、体験の深さが失われがちです。しかし、「Feelingraph」では、ユーザーが想像力を使い、自らの記憶を補い立てることで、過去への追体験を可能にします。

今後の展開と実績


この新アプリは、2025年3月に開催される「超異分野学会 東京 2025」、6月には「JPCA 2025 Show」でデモ展示され、来場者から成功裡に体験を提供しました。JPCA 2025 Showでは、物理的な写真にNFCタグを付け、特定のリーダーにかざすことで音楽や環境音が再生されるデバイスも展示され、デジタルと物理の両面から新しい思い出の保存形態を提案しました。

アプリはスマートフォン利用を推奨しており、誰もが手軽にこの新しい体験を楽しめる仕組みです。手ぶれ写真と音楽が織りなす独特な世界観を、多くの人に感じていただけることを期待しています。

Visionary Labについて


「Visionary Lab」は、アラヤが新しい体験を創出するために設立した内部研究所です。技術と感情の交差点を探求し、ニューロテクノロジーやAI技術を活用したプロジェクトを展開しています。

手ぶれ写真を含む思い出の追体験を、ぜひ「Feelingraph」にて味わってみてください!これまでにはないありふれない体験が、あなたを待っています。


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会社情報

会社名
株式会社アラヤ
住所
東京都千代田区神田佐久間町1-11 産報佐久間ビル6F
電話番号
03-6426-5144

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