戦後横浜の光と影を映す「昭和100年記念展」
2026年10月から横浜都市発展記念館にて、特別企画展「昭和100年記念五十嵐英壽・常盤とよ子・奥村泰宏写真展戦後横浜の光と影」が開催される。この展覧会は、今年が昭和元年から満100年を迎える節目の年であることを記念したものだ。
展示の趣旨と背景
戦後の横浜は復興と経済成長を遂げた「光」と、接収や都市問題といった「影」を兼ね備えた特異な都市空間として知られています。本展では、3人の写真家の作品を通じて、戦後横浜の多様な表情が映し出されます。五十嵐英壽氏は、横浜を舞台に「写真記者」として活動し、都市の変貌を写し続けてきました。また、常盤とよ子氏は、夜の街に生きる女性たちの姿を収め、奥村泰宏氏は戦争孤児や「GIベビー」の支援活動を人道的な視点で捉えました。これらの作品は、単なるノスタルジーを超えた貴重なビジュアル・ドキュメントとなっています。
展示情報
- - 会期: 2026年10月10日(土)~12月27日(日)
- - 会場: 横浜都市発展記念館3階企画展示室
- - 開館時間: 9:30~17:00(券売は16:30まで)
- - 休館日: 毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)
- - 観覧料: 一般800円、65歳以上・小中学生400円
- - 無料観覧日: 11月14日(土)、15日(日)
- - 主催: 横浜都市発展記念館(公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団)
- - 共催: 横浜市教育委員会
- - 後援: 各種新聞社やテレビ局
展示内容の詳細
第1章 - 「写真記者」五十嵐英壽の視点
五十嵐英壽氏が「写真記者」として活動を開始した昭和27年(1952年)は、横浜の戦後復興の転機。彼の作品を通じて、昭和から平成にかけての横浜の変遷を追うことができます。
- - 解体された桜川地区のバラックを写した作品がその一例です。
第2章 - 常盤とよ子が捉えた女性たち
常盤とよ子氏は、経済的な理由から夜の繁華街で生きざるを得なかった女性たちの姿を切り取りました。彼女たちを彼女のレンズを通して、観覧者は戦後の横浜の一面を知ることができます。
第3章 - 奥村泰宏の人道的な視点
奥村泰宏氏は、占領下の横浜において、占領軍と戦争孤児のリアルな姿を捉えました。「GIベビー」を支援した聖母愛児園での多くの作品も展示されます。これにより、当時の社会情勢を垣間見ることができます。
関連企画も盛りだくさん
この展覧会では、展示解説や関連講座も企画されています。各回には専門的な話を聞けるチャンスがあり、さらに市民参加型のイベントにもなっています。
展示解説と講座
- - 10月24日、11月22日、12月6日など、複数の日程で展示解説を実施。
- - 各写真家の作品をテーマにした講座も開催予定。興味のある方は事前に申し込みが必要です。
終わりに
この特別展は、戦後横浜の歴史的変遷に光を当て、その背後にある人々のドラマを伝える絶好の機会です。多様な視点から捉えた写真作品を通じて、訪れる人々に新しい視点を提供することでしょう。ぜひ足を運んでこの貴重な展示を体感してください。