福島県郡山に開設!高校生のための学びの広場「ほぼいえ」が本格始動
福島県郡山市の「ほぼいえ」は、高校生が安心して学び、挑戦できる場所として新たにスタートしました。このプロジェクトはFindValue株式会社が中心となり実施したクラウドファンディングにより、139名の支援者から総額2,036,500円の寄付を受けて実現したもので、今後高校生の成長を支えるための地域共創型の仕組みづくりが進みます。
クラウドファンディングの成功
「ほぼいえ」は、2025年度の取り組みとして、郡山市立中央公民館に設置される予定です。クラウドファンディングは2025年夏に行われ、69名の支援者の協力により、設立目標達成に成功しました。この成果は地域の方々の応援によるものであり、心より感謝の気持ちを伝えたいと運営側は語っています。
高校生が抱える不安
郡山市では、多くの高校生が進路や将来について相談できる相手が少なく、情報も乏しい現状にあります。「誰に聞けばいいかわからない」「失敗が怖い」といった漠然とした不安に、多くの若者が直面しています。福島県は特に若年層の県外流出が多い地域であり、日常的に心を支える場所が足りないとされています。
「ほぼいえ」では、安心して話せる大人がいて、自由に利用できるスペースを提供します。これにより、孤独感を和らげ、地域の未来を見据えた居場所の提供を目指すのです。
運営委員会の設立
このプロジェクトの第一歩として導入された新しい「ほぼいえ運営委員会」には、地域の企業や高校生、そして行政関係者が参加しています。第一回のミーティングでは、約30名が集まり、高校生からの意見や地域企業からの視点が交わされました。その際、必要なスペースや情報共有の重要性が話し合われ、さまざまなアイデアが提案されました。
特に学生からは「インターンや地域企業の情報がもっと欲しい」という要望があり、企業側ももっと地域の課題を見える化し、解決の手助けをするといった意見が挙がりました。
今後の展望
これから「ほぼいえ」では、月に一度の委員会ミーティングを通じて、空間のデザインや利用ルールの見直し、探究学習プログラムの拡充などが実施されます。また、社会や地域を意識した活動を強化し、高校生たち自身がSNSを活用した情報発信に取り組むことも計画されています。
この活動が進むことで、地域内の高校生たちにとって「学校でも家でもない、もう一つの居場所」となることを目指し、未来を担う若者たちが自立的に成長できる場を提供します。
こおりやま広域圏とは
こおりやま広域圏は、郡山市を中心に、周辺の市町が参加して形成された広域都市圏で、人口は約65万人に及びます。「ほぼいえ」はこの地域全体を視野に入れ、持続的な成長を支えるための活動を進めていく予定です。また、地域の企業や行政との連携を強化し、様々なニーズに応えていく姿勢を持っています。
FindValue株式会社の役割
FindValue株式会社は「可能性を見つけ、可能性を解放する」という理念のもと、地域に密着した教育・人材プロジェクトを進めています。今後は「ほぼいえ」を通じて、高校生たちの自立を促し、地域社会全体を活性化させるための取り組みを行っていくでしょう。
私たちは、これからの高校生が自らの道を見つけ、成長していく姿を見守り、支援していく決意を新たにしました。これからも「ほぼいえ」の活動に注目していきましょう。