女性のメンタルケアを支援するFlora株式会社が資金調達
女性を対象としたメンタルケアサービスを提供するFlora株式会社が、この度約2,200万円の資金調達を行いました。この資金は、Social Entrepreneur 3および数名のエンジェル投資家によって提供されました。
資金調達の背景と目的
Flora株式会社は、2020年12月に妊産婦向けの「Flora妊娠アプリ」のベータ版を世に送り出しました。その後、2021年4月からは助産師や心理学者による専門知識を基にしたオンラインレッスンを提供し始めています。妊娠・出産・育児に関する正しい情報の提供を主な目標としており、女性が自分自身としっかり向き合う時間を持つことをサポートする取り組みを行っています。今回の資金は、主にサービスの拡充やプロモーション活動に使用される予定です。
出産は身体に加え、精神的にも多大な負担を伴います。特に日本においては、妊娠・出産・育児を巡るサポート環境が脆弱であるとされています。加えて、コロナ禍の影響によって、育児支援センターでの人数制限や外出自粛、ソーシャルディスタンスが求められる中、妊産婦が抱える孤独感は増しています。Flora株式会社は、今後もサービスを通して「孤独感のない世界」の実現を目指しています。
投資家の顔ぶれ
Flora株式会社の資金調達には、次のような投資家が関与しています。
- - リードVC: Social Entrepreneur3投資事業有限責任組合(運営会社:PE&HR株式会社)
- - エンジェル投資家: 株式会社ペイフォワード、SK Impact Fund Japan LLC
これらの企業は、Floraの理念や目標に共鳴し、資金を提供したといえます。
Floraのサービス概要
Floraは日本初のフルオンラインによるグループセラピーサービスを提供しています。独自に開発したコーチングメソッドを活用し、女性に「自分を大切にしても良い」というメッセージを届けています。性や生、パートナーシップ、食生活、マインド面など、幅広いテーマにわたってコミュニティとしての支援を行っています。Floraのサービスの詳細は、
こちらから確認できます。
具体的なサポート内容
Floraでは、相談室グループを通じて、参加者は孤独感を軽減し、同じような状況にある仲間とつながることができます。また、相談コストを大幅に削減することができるのも大きな特長です。
さらに、Floraは「Floraサロン」と呼ばれるコミュニティも運営しています。この場では、性や心の悩みを気軽に話し合うことができ、ワーママの会や離乳食に関する集まりなど多種多様なネットワークを築くことが可能です。
企業向けサポートも
また、「Flora for Biz」では、月経や妊娠、産後、ジェンダー、さらには更年期に関する専門家によるレクチャーやワークショップも実施しています。これにより、企業内での理解と意識の向上を促進し、より多くの人々がメンタルケアに対する認識を深めることができるでしょう。
おわりに
FloraはAI技術を利用したメンタルサポートアプリも開発中で、ユーザー一人ひとりの悩みに合わせたコンテンツやセラピープログラムを提供していく予定です。これまでも、株式会社フェニクシーのインキュベーションプログラムを通じて、事業アイデアを磨いてきた経緯があります。今後のFloraの活躍に期待が寄せられています。
会社概要
Flora株式会社は、女性が抱えるメンタルの悩みに寄り添い、支え合うプラットフォームとして、今後も成長を続けることでしょう。