TP-Link、新型屋内外対応Wi-Fiアクセスポイント「EAP668-Outdoor HD」を発表
TP-Link Systems Inc.の日本支社であるティーピーリンクジャパンは、屋内外で使用可能なWi-Fi 6アクセスポイント「EAP668-Outdoor HD」の販売を11月に開始することを発表しました。この製品は、特に混雑した環境でのネットワーク接続に最適化されたHD(High Density)シリーズの新たなモデルです。
高速通信と高接続数
「EAP668-Outdoor HD」は、合計3,550Mbpsの通信速度を提供し、5GHz帯で最大2,402Mbps、2.4GHz帯で1,148Mbpsの高速プロファイルを実現。また、最大1,024台のデバイスを同時接続できるため、大規模なイベントや施設でも安心して利用できます。
さらに、ダウンリンクポートはPoEパススルーに対応しており、追加の電源がなくても有線デバイスを接続することが可能です。これにより、監視カメラやその他のIoT機器との連携が容易になります。
クラウド管理と災害対策
特筆すべきは、TP-Linkのクラウドソリューション「Omada」との統合です。Omadaコントローラーを介して、VPNルーターやスイッチなどの他のOmada製品と一括管理ができ、コストを抑えたネットワーク構築が実現します。また、Wi-Fiの利用状況に応じて、シームレスに接続先を変更できるメッシュネットワーク機能も備えており、途切れない通信が可能です。
加えて、TP-Linkのアクセスポイントは、災害用統一SSID「00000JAPAN」に対応しており、災害時でも安定したインターネット接続を支援します。これにより、日常の快適なWi-Fi環境を提供しつつ、緊急時にも役立つ機能が搭載されています。
耐候性と設置の柔軟性
「EAP668-Outdoor HD」は、IP68規格に準拠した防水・防塵性能を持ち、過酷な屋外環境にも耐えられる設計がされています。これにより、雨や水没の危険がある地域でも安心して使用でき、長期間にわたって安定した通信を提供します。
設置方法も多様性があり、壁面や支柱に取り付けることができ、オプションのアクセサリーを使用すれば、さらに柔軟な配置が可能です。
TP-Linkの企業背景
TP-Linkは、世界171か国以上で12億人以上のエンドユーザーにネットワーク製品を提供しており、世界一のプロバイダーとしての地位を確立しています。高度な技術力と品質管理で、多くの賞を受賞しており、安心して利用できる製品を展開しています。
まとめ
新型アクセスポイント「EAP668-Outdoor HD」は、高密度環境に最適なWi-Fi 6デバイスとして、TP-Linkからの期待される製品の一つです。今後の正式な発売を楽しみに待ちたいところです。TP-Linkの製品は、日常生活の快適さを高めるだけでなく、災害時にも必要不可欠な存在となることでしょう。