地元出身の映画監督が母校にサプライズ
2023年9月2日、岡山市の岡山理科大学附属高校にて、映画監督・安井祥二氏が母校を訪れました。彼は、最新作「水の中で深呼吸」の上映開始を発表し、近藤治校長との歓談を行いました。新作は9月5日から地元のイオンシネマ岡山で上映され、注目を集めています。
監督の経歴と新作について
安井監督は1982年に岡山市に生まれ、附属高校を経て倉敷芸術科学大学で映像を学びました。卒業後はフリーランスとして広告業界で活躍し、その後、短編映画「スイート」により国際的な評価を受けました。この作品は、厳しい母親の下で生きる少女の物語で、キネコ国際映画祭の国際審査員特別賞やモントリオール日本映画祭の短編映画最優秀賞を受賞しました。
今回の「水の中で深呼吸」は、彼の商業長編作品デビュー作となり、10代の揺れ動く心模様を描いたストーリーです。安井監督は「この作品を通じて、性別にとらわれず多様な感情を描き、悩むこと自体を肯定できる映画が作りたいと考えました」と創作の動機を語っています。
上映情報と舞台挨拶
「水の中で深呼吸」は7月から全国各地で単館上映されていますが、出身地岡山での上映は今回が初めてです。映画の公開日は9月5日で、9月6日には主演の石川瑠華さんと安井監督による舞台挨拶が予定されています。ファンにとっては特別な機会となることでしょう。詳しい情報は、公式ホームページで確認できます。
この映画は、感情の複雑さを描くことで多くの人々の共感を呼んでおり、安井監督の独自の視点が光ります。ぜひ、地域の映画館で彼の作品を体験してみてください。彼の情熱が詰まった新作を観ることで、観客自らも新たな発見があるかもしれません。
映画「水の中で深呼吸」の公式サイトや、安井監督の活動については、ぜひチェックしてみてください。期待が高まるこの作品を通して、岡山市出身の若き映画監督の今後に注目が集まります。