AR開発のpalanがNTTコノキューデバイスと提携
株式会社palanは、AR(拡張現実)技術の企画・開発を手掛ける企業です。この度、palanがNTTコノキューデバイスのXRグラス「MiRZA(ミルザ)」のソリューションパートナーとして提携を開始しました。この革新的な提携により、palanが開発したノーコードAR作成ツール「palanAR(パラナル)」で作成されたコンテンツを、MiRZAを通じて誰でも簡単に体験できる環境が整いました。
MiRZAの魅力とは?
MiRZAは、軽量で高性能なワイヤレスXRグラスであり、国内で企画・設計・開発・製造が行われている「JAPAN MADE」の製品です。2024年9月に発表され、10月16日に発売されました。このグラスは、クアルコム社の最新チップセットSnapdragon AR2 Gen 1を搭載し、現実空間とバーチャルなコンテンツを融合させた体験を提供します。さらに約1,000nitsの明るさ、FHD(1920×1080)の高解像度を誇り、クリアな画像で現実空間の視覚化が可能です。
このような技術により、MiRZAは6DoFコンテンツ、つまり、現実空間の位置情報を活用したバーチャルコンテンツを際立たせることができます。これにより、ユーザーは現実の物体とARコンテンツが共存する新たな体験を実現できます。
ARコンテンツの手軽さ
palanARは、特別な知識なしに直感的にARコンテンツを作成できるノーコード作成ツールです。最新の機能として、MiRZAに対応したアプリ版も登場。これにより、palanARで作成したARをすぐにMiRZAで体験可能になります。
イベントでの体験
2023年10月29日には、XRをテーマにしたトークイベント「LODGE XR Talk Vol.20」が開催され、そこでMiRZAを用いたARコンテンツ体験コーナーも設けられました。参加者は、自分の写真からハロウィンアバターを作成し、それを通じてWebARやMiRZAで新しいAR体験を楽しむことができました。このような取り組みは、ARを身近なものにし、多くの人々に楽しんでもらうことを目指しています。
未来への展望
今後、palanは「NTTコノキュー MiRZAソリューションパートナー」として、次のような活動を予定しています。まず、「MiRZA」を活用したAR/XRコンテンツの開発や、ノーコードのWebAR作成サービス「palanAR」の「MiRZA」対応アプリの開発を行います。また、MiRZAの認知拡大を図るためのプロモーション活動や、利用促進のためのワークショップ、イベントの開催も計画しています。そしてNTTコノキューやその他の協力企業との共同提案や実証実験も進めていきます。
会社情報
株式会社palanは、ARを活用したマーケティングや観光へのソリューションを提供する企業です。2017年からAR技術の開発を続け、多くの業界にサービスを展開しています。また、具体的なプロダクトとしては、ノーコードでWebARを作成できる「palanAR」があります。これにより、AR技術を身近なものとして提供し、新しい社会の創造を目指しています。
公式サイトはこちら:
palan