関西大学と福寿園の共同研究が示すお茶の心身への良い影響

お茶がもたらす心の豊かさ

2022年9月から関西大学文学部の木戸彩恵教授と株式会社福寿園が進めてきた共同研究が、ついにその成果を発表します。そのテーマは、日常的な飲み物である日本茶が私たちの心や社会的なつながりにどのように寄与するのかというものです。

研究の目的と背景

この研究は、伝統文化である日本茶に潜む心理的効能を科学的に解明し、現代社会におけるウェルビーイングの向上に貢献することを目指しています。お茶を単なる嗜好品としてだけではなく、私たちの心に与えるポジティブな影響を新たな視点から再評価することが求められる今、木戸教授と福寿園の共同研究は重要な意味を持っています。

実施した調査

調査の中で、日本茶を飲むことがストレスの緩和や気分を良くするという心理的な変化を確認しました。具体的には、参加者が緑茶を飲んだ後にリラックスした気持ちやポジティブな感情を感じたという報告が数多くありました。また、他者とのつながりが強く感じられるようになったという社会的効果も示唆されました。このように、日常の行為の中に潜むウェルビーイングの要素を見つけ出すことができたのです。

2025年の発表へ向けて

この研究成果は、2025年に開催される「大阪・関西万博」の「TEAM EXPO パビリオン」で展示される予定です。展示に加え、研究の詳細や発見をお伝えするステージ発表も行われます。この機会に、多くの人々にお茶の持つ新たな価値を知ってもらうことが目的です。

- イベント名：大阪・関西万博「TEAM EXPO パビリオン」
- 出展日：2025年4月24日
- 展示時間：10:00～21:00
- ステージ発表：16:00～16:30
- 展示場所：フューチャーライフヴィレッジ TE2ブース

日本茶とウェルビーイングの未来

この共同研究は、関西大学と福寿園の連携により、日本茶が持つ歴史的・文化的価値を再評価し、次世代へとつなげるための挑戦です。心理学と伝統産業が融合することで、新たな価値の創造を目指しています。日本茶は、ただの飲み物ではなく、心に響くものであることを証明したいと考えています。

この研究がもたらす新たな知見は、現代人の幸福や健康に寄与する重要な元素として、今後の社会においても大きな影響を与えることでしょう。お茶を通じて心の豊かさを見つけることができる未来が楽しみです。