施設管理新時代
2024-09-11 14:37:48

浦安Dパークで自動走行ロボットを活用した新しい施設管理の試みが始まる

浦安Dパークで自動走行ロボットを活用



東京湾近く、浦安市に位置するラグビー場「浦安Dパーク」。ここでは、株式会社NTT Sports XとNTTコミュニケーションズが共同で、自動走行ロボット管制サービス「RobiCo®」を導入し、2024年9月から新しい管理体制をスタートさせる。

背景と取り組みの経緯



スポーツ施設の管理運営には、警備、清掃、来訪者対応、設備の保守点検など多岐にわたる業務がある。これらの業務を効率よく推進するためには、十分な人手を確保することが課題であり、そこでデジタル技術の導入が期待されている。

特に、施設管理業務を支援できるロボットの導入は急務で、単一のロボットでは対応できない業務の多様性から、複数のロボットを活用することが求められている。そんな中、「RobiCo®」の導入が決定された。

具体的な業務内容



「RobiCo®」を使った新たな管理体制では、まず巡回業務をロボットに任せる。これにより、施設内の状況確認や競技用設備の点検作業がロボットによって行われる。具体的には、門の開閉確認やフィールド内の異物チェック、フィールド内に設置された土壌センサーの点検などを646する。

試合やイベント開催時には、ロボットが来場者への飲み物サービスに従事するなど、より多くの業務の効率化を図る。多様なメーカーのロボットを使い分けることで、それぞれの業務に最適な方法で対応できるように構築されている。

役割分担と今後の方針



NTT Sports Xが、ロボット導入に向けた準備やユースケースの検討を担当し、NTT Comがロボットの選定や導入後のサポートを行う。加えて、スポーツ施設でのロボット活用のユースケースを検討し、共創プログラムも進めていく。

今後、浦安Dパークをロボットの社会実装のためのテストフィールドとして運用し、さらなるロボットの利用範囲を拡大する方針だ。これにより、他のスポーツ施設への展開を見据えた取り組みが進んでいく。

展示会情報



また、2024年10月10日から11日にかけて東京で開催される「docomo business Forum'24」でこの取り組みが紹介される予定で、どのようにロボットが実際に運用されるのかを観覧するチャンスがある。公式Webサイトで登録を行い、ぜひ会場に足を運んでほしい。

このプロジェクトは、未来のスポーツ施設管理の姿を模索する重要な取り組みであり、ロボット技術を生かした新たな運営モデルが確立されることを期待したい。


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会社情報

会社名
株式会社NTT Sports X
住所
東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー42F
電話番号

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